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「休みが合ったらまた皆でツーリングしよう。」
さっきまでドラケンの膝を枕にして寝ていたマイキーが徐ろに起き上がり、ツーリングをしようと提案をした。
「お、良いじゃん。しようぜ!」
それに賛同するパー。
他も都合が合えば行きたいと賛同する。
『あー…俺仕事が…』
「総長命令!」
『もう解散しただろ。』
「総長命令!!!!」
解散したにも関わらず自分のいいようにならないと総長命令を下す。
解散したから総長も何もクソだけど。
『…都合が合えばな。』
「言ったな!!!」
中学生の時みたいに学校をサボる事は出来ない。
ましてや、教師など尚更だ。
都合良く、休みを取れるなんて出来ないだろう。
「そういや、ケンチン。エマとどうなの。」
「あ?エマと?…順調だけど。」
「…した?」
大人の質問をするマイキー。
中学生が言うよりまだ現実味を感じる質問だが、食事の場でする質問ではないのは十分分かっている。
流石マイキーだ。どんな時も巫山戯た質問をする。
「…まあ。」
その質問に答えるドラケンもどうかと思う。
酔った勢いで答えたのかもしれないが…。
『…21時か。俺はそろそろお暇するよ。明日も仕事なんでね。』
「もうそんな時間か。俺達も帰ろうぜ。」
伝票を持ち、個室を出る。
皆で割り勘して居酒屋を出た。
「また、呑もうぜ。今度はタケミッチも誘って♡」
「お、いいじゃん。」
皆とは駅で別れて、Aは米花駅で降りる。
米花町は犯罪が起きる町ナンバー1らしく、悲鳴がよく聞こえるらしい。
『本当に物騒な町だな。』
「そうですか?」
『うわっ!!!?』
ひとり言を言ったはずなのに返事が聞こえた。
誰かに聞こえたのかと振り向くと私服姿の新一が立っていた。
「仕事帰り…だったら、駅から出てこないか。…呑みにでも行ったんですね。」
『…酒臭いか?』
「まあ、少し。」
そう言われて、自身を嗅ぎまくるA。
しかし、現在の時刻を見てハッとした。
『この時間に外に出歩くのはどうかと思うが…。』
「あ、バレました?」
『バレバレだ。ご両親はどうした。』
「先生、俺の親知らないんですか?海外にいていませんよ。」
そう言われて、Aは気がついた。
確か、彼の両親は海外を転々としているんだとか。
『兎に角、送っていくから帰るぞ。』
「…へーい。」
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mzhama(プロフ) - こんにちははじめまして。コナンとのクロスオーバーめちゃ楽しいです。更新楽しみにしております!頑張って下さいね。お気に入り登録させてもらいました。 (2022年11月15日 14時) (レス) @page32 id: ef4e2691e4 (このIDを非表示/違反報告)
みるくここあ星人 - 好きな東リべとコナン!神作だ!これからも頑張ってください! (2022年8月17日 15時) (レス) @page6 id: b9590ea390 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:liquor | 作成日時:2022年7月19日 22時