【DC】2年B組担任の秘密事【東リベ】

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＿＿月曜日。



2年B組は朝から騒がしかった。
それもそのはず。
世界でも活躍するモデルのSNSに自分達の担任教師が写っていたからだ。












「先生ってあの八戒の知り合いだったの…!!?」

「しかも、八戒の隣にいる人ってデザイナーの三ツ谷隆じゃない!!?」














しかも、デザイナーの三ツ谷もいるから尚更騒がしくなる。













ｶﾞﾗｯ





『席につけー…』

「「「先生!!!モデルの八戒と知り合いって一体何者なんですか!!?」」」













Aが教室に入った瞬間に女子生徒が詰め寄ってきた。













『中学の頃の知り合いだけど』

「じゃあ、三ツ谷隆とは!!?」

『友達』

「「「本当に先生何者!!?」」」












覚悟はしていたが、これ程までとは…。
下手したら学校中に広まるな、コレは。

少し後悔をしたが許可した手前、取り消す事は出来ない。
















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「鳳先生って、モデルの柴八戒もデザイナーの三ツ谷隆とお友達なんですね。」

『あ、やっぱり、先生方にも広まってましたか…。』















職員室に戻ると案の定職員にも広まっていた。
流石にネットに疎い先生でも知られてしまったのか、

流石生徒の拡散力だ。













『友人が有名人になると、少し鼻が高いですね。笑』

「そうですよね、私も友人に有名人がいたら自慢したくなっちゃいますよ。」













これは、暫く落ち着く事はないだろうな。











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「あ、あの…」











職員室から出て教室に向かう。
その途中で話しかけてきたのは毛利さんで、今日は鈴木さんも幼馴染という工藤くんも連れずに一人でいた。












『どうしたの、何かわからない事でも…』

「一つ、頼みたい事があって…！」















意を決したように勢い良く顔を上げた。
















「そろそろ、空手の都大会があるんですけど、今日放課後お時間あれば練習を一度見てもらいたいんです！何かアドバイスあれば指摘してほしいですし向上にもなりますから…！」


















そうお願いする彼女は本当にやってほしいのだという気持ちが伝わってきた。
Aはそんな彼女を無下に断る事はいかなかった。


















『…分かった。見るだけな。』

「!!!ありがとうございます…!!!」

『ただし、アドバイスを受けて負けても責めないでくれよ。』

「それは勿論です…！」



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