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「何か、大変そうだな。」

『嗚呼…何故か探られてんだよなぁ。高校生探偵に。』







神社の階段を降りながら溜息をこぼす。
場地はAの背中をバシバシ叩きながら慰めた。









『待ち合わせはマイキー家だったな。』

「おー、先生元気かなぁ。」








Aと場地が小学生の頃教わっていた空手の師範でマイキーの祖父の佐野万作。









中学生の頃はヤンチャしてサボってたA達。
それでも、咎める事なく自由にさせてくれた師範には頭が上がらない。







「よーし、出発!」










場地の愛車・ゴキに2人跨がり、ヘルメットを被る。
堅気になった今は交通法も守っている。














『エマちゃんも、久々の実家だろ?』

「ドラケンと一緒に来るってよ。」

『…待て。エマちゃんドラケンと一緒に住んでるんだろ?て事は、今先生はマイキーとふたり暮らし…!!?』











嫌な事に気づいてしまった。












「……心配になってきた。」

『流石にマイキーも大人だからすべて先生に任せっきりの生活はしてないだろう………。多分。』




















そう、"多分"なのだ。
もしかしたら、100%任せっきりの生活なのかもしれない。

そしたら、先生の寿命が縮みかねない…!











「不安になってきた。少し急ごうぜ。」

『だな。』













____

______










「…で?場地とAは俺がじいちゃんに家の事任せっきりだと思ってたワケ??」

「いや、最初に言い出したのはAだぞ!!!」

『でも、ケースケも思ってただろ。』














「うるせー!!!!二人とも一発殴らせろ!」












事の発端は数十分前……_












佐野家に着いた場地とAはバイクを停めて足早に中に入った。








『「先生!!お久しぶりです!!」』

「おぉ、ケースケとAか。久しいな、元気じゃったか?」












椅子に座り新聞を読んでいた万作が顔を上げ、二人を顔を見ると表情を和らげ笑顔で出迎えてくれた。









『先生、つかぬ事を聞きますが…』

「マイキーはちゃんと自立出来てますか!!!」








「…オメーら、来たと思ったらその言葉何なんだよ!!!!そこに座れ!!!」









2人の後ろに仁王立ちしたマイキー。
それと同時に"やってしまった"という後悔の気持ちもやってくる。


そして、正座をさせられ今に至る…。



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mzhama(プロフ) - こんにちははじめまして。コナンとのクロスオーバーめちゃ楽しいです。更新楽しみにしております!頑張って下さいね。お気に入り登録させてもらいました。 (2022年11月15日 14時) (レス) @page32 id: ef4e2691e4 (このIDを非表示/違反報告)
みるくここあ星人 - 好きな東リべとコナン!神作だ!これからも頑張ってください! (2022年8月17日 15時) (レス) @page6 id: b9590ea390 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:liquor | 作成日時:2022年7月19日 22時

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