不良=恐怖とは限らない。【男主】

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『は？体育祭？』

「う、うん…。今月末にあるんだけど…。」


何週間ぶりに学校に来たと思ったら学級委員がやって来た。
どうやら、俺が体育祭の日に来るかどうかで出る種目が変わってくるらしい。


『別に出ても構わねｪよ。』

「ほ、本当に？」

『嗚呼。体動かすのは好きだし。』



今日の5限目で種目決めをすると言うから5限目は教室にいて欲しいと言われ、承諾した。
それ以外は何処にいても良いのか。(良くないけど)

前回みたいに何処かで寝て、寝過ごしたら迷惑がかかる。
今日は仕方ねｪ。真面目に授業受けるか。


✱


1時間毎に違う教師に「珍しい、五十嵐が授業受けてる。」と言われ続けた。
そして5限目、学級委員が主体となって進める。


「何の種目に出たいかいくつか候補出して下さい。」


種目は50m走、100m走、障害物走、クラス対抗リレー、台風の目、綱引き、etc
今年から借りもの競争も加わるとか。その借りる課題は何でもありだと言う。
物でも人でも学校にあるものなら何でもいいという。


「俺、パン食い競争やりてぇ！」

「それはありません。」

「私走るの遅いから綱引きがいいなぁ」


それぞれ、やりたい種目を立候補する。
ない種目に立候補する奴もいるが…。

順調に進む種目決めだと思ったが、リレーと借りもの競争に出る生徒が決まらず時間だけがただ過ぎていく。


「ち、因みに五十嵐くんは何かやりたい種目は…」

『あー…何でも…』

「言ったな!!?じゃあ、リレーと借りもの競争出てくれ!!!」


ソイツの言葉で俺の承諾の有無を聞くことなく決定し、流れるように解散した。

後から学級委員が「ごめんなさい」と謝罪があった。
別に何でも、と言ったからには何でもやるから別に構わない。


「それで、リレーは他の子から協力…と言うか練習したいとあったら…。」

『用事がなければな。…特段、そんな練習する意味ねｪと思うけど。』


やるとしたらバトンパスぐらいだろ。
そんなに体育祭熱心なやついるのだろうか。


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昨日バイト終わってスマホ開いたらめっちゃ通知来てて驚きました。
お気に入り登録者も最後見たときよりも増えてたり、順位も貰ってとても嬉しいです。


これからも少しずつですが更新していきたいと思います。

liquor

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