不良=恐怖とは限らない。【男主】

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その後、東都水族館の敷地内でベルモットと合流。
キュラソーが記憶喪失である旨、自分が近くで監視をする事を伝えた。

その後、手摺りから身を乗り出し落ちた小学生をキュラソーが救出。
記憶を失っても、身体能力は変わらず高かった。

その後、彼等は観覧車に乗らず医務室へ。



✱✱✱



『…大変な事になった。』


小学生達と観覧車に乗ったキュラソー。
しかし、観覧車から降りてきたキュラソーは頭を押さえ痛みに悶ていた。

観覧車から見えた景色に何かあったのだろうか。
キュラソーはそのまま警察病院へ搬送された。

無闇に入る事が出来ない俺は病院の前で出てくるのを待つしかなかった。



「なんだ、モヒートじゃないか。」


警察病院の近くに停められている青いダッジバイパー(初代)。
その中にはキャンティとコルンが乗っていた。
どうやら目的はキュラソーが出てくるのを待っているらしい。


「アンタもキュラソーの監視かい？精が出るねぇ。」

『そういうキャンティこそじっとしてる事が苦手なのに一体どうしたんだ。』

「ジンの命令だよ。キュラソーが警察に捕まってるんだよ？もし、何か話していたらこっちの身も危ぶまれる。記憶がないなら大丈夫だけどサ。」



prrr…


「誰だい？」

『…ベルモット。』

「ｹｯ、あの年齢偽り女かい。あの女は苦手なんだい。話すなら離れたとこでやりな。」


カルバドスの一件でキャンティとコルンはベルモットを更に毛嫌いしている。
まあ、分からなくもない。ただ好意を寄せていただけで利用し見捨てるとは考えられない。


『……もしもし。』

【モヒート、貴方今どこに？】

『外だけど。』

【悪いけど、東都水族館に向かってくれないかしら。キュラソー奪還に協力してとジンが。】

『……ゴキがお釈迦になったの知ってるよな？』

【あら、まだ根に持ってるの？安心して頂戴。この件が片付いたら新しく新調してあげるわ。】

『絶対だからな。』


ベルモットと約束をして俺はその辺に停まってあるバイクを盗んで東都水族館へ向かった。



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普通にバイクを盗んでますが、駄目ですからね。
真っ当に生きましょう。

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