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幸せ ページ49




「今日は有り難う御蔭で多少はファションについて学べた」


「別にお礼なんて言わなくていいわよォ
 アタシも楽しかったわァ♪」


「俺も楽しかったで!」


「私もだ。てか荷物が重いが
 けれども財布は軽い
 …何故?」



「元から軽かったんじゃないのォ?」



「せやな」



「いやもっと重かった
 金持ち舐めんな」






そう、私は金持ちだ


だから一応財布は結構重い方だ


でも今は軽いんだ


何でだろうね…

















星が空に見え始めた


そんな時間


今歩く道は数年前亜夢と歩いた道


ただそれだけ覚えている








何を話したのかなんてうろ覚えでしかない


大切だった思い出も何時か忘れてしまう


もしも私が亜夢との思い出を忘れてしまったら


其処に残るものはもう何もないのか



「…………Aちゃん!もう、話しかけても気づかない程考え事をしちゃってどうしたのかしらァ
溜め込みすぎるのは禁物よォ?」






「…じゃあ、質問。
鳴上だったらどうするんだ、大切な人を失ってしまった時は
忘れたくないのに忘れてしまいそうで
もういっその事全て忘れた方が良いのか?」



噎んだあの日の夜位苦しい


大切なものを失い、忘れてしまう事も




「怖くて仕方ないのに」




「…忘れちゃ駄目よォ、Aちゃん」



「…」




「大切な人と過ごした時間は生涯の宝物になるわァ
幸せだったでしょう?二人一緒に居るのは
きっとその子も幸せだったと思うわよォ

実はアタシね、一度Aちゃん達とすれ違ったことがあるの
その時の顔今でも忘れられない程
とても幸せそうだった

Aちゃんがその子が大切な人ならきっと相手もAちゃんの事が大切だと思うの
だから笑って頂戴
そんな悲しそうな顔をしていると幸せが逃げるわよォ?
大切な人には幸せに欲しいと思うのが普通でしょ!」





「せやなぁ、俺もお師さんには幸せになって欲しいし
勿論先輩も幸せになって欲しいで!」




「そうね……じゃあ早く帰りましょ、もう空がかなり暗いわァ」




「…そうだね、帰ろうか!」




「Aちゃん?」



「どうした?鳴上」





「…何でも無いわァ」









「…なるちゃん?」












君が子供の様なあどけない表情で



悲しそうに笑った



幼少期の記憶の欠片→←センス→皆無



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たくあん(プロフ) - 内容は面白いですけど作者スペース取りすぎで途中で読む気がなくなりかけました。作者スペースが長くて内容が1行だけというのも、どうなのかなと思いました。内容は結構好きなのでこれからも頑張ってください。 (2018年2月9日 22時) (レス) id: 5a1b2cd6d4 (このIDを非表示/違反報告)
いみも - いいね (2018年2月9日 21時) (レス) id: 51df560a83 (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ2(プロフ) - 泣けますね(´;ω;`) (2018年2月9日 20時) (レス) id: c107bf16b6 (このIDを非表示/違反報告)
成海(プロフ) - a/f_Knightぅぅぅ!!!さん» 有難う御座います^ ^ (2018年2月8日 20時) (レス) id: b5e207ccd2 (このIDを非表示/違反報告)
a/f_Knightぅぅぅ!!!(プロフ) - 次から本編ですね!更新楽しみにしてます♪ (2018年2月8日 15時) (レス) id: 62feff50e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:成海1号 x他1人 | 作成日時:2018年1月17日 16時

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