彼の事情 ページ6
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電話に…
出ない
いつも、亜嵐くんの既読はとてつもなく早いものだった
だから私は安心して
でも、亜嵐くんが今、わたしとの関係性を探り探りで距離をとってるのがわかる、くらいに
「どうしたらいいんだろ…」
あの後、涼ちゃんと話し終わってから
私が1番に会いに行きたかったのは
亜嵐くんだ
涼ちゃんは
もう一度好きだと
わたしに
言ってくれた
その答えが、喉の奥につっかえて
すぐには出てこなかった
それが私の答え
だからさ、
早く会いたいよ亜嵐くん
.
.
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ryota side.
『A、俺がお前の道しるべだったって
言うんならさ、
ずっとこの先も照らし続けるから
もう一回、この指輪を俺にはめさせてくれないかな』
なんて臭いセリフを言ったんだと
自分で自分を恥じた
.
もう遅い
そう思ったのはAを迎えに行った時に
もう散々、
嫌なほど味わった
それでも一方的に勝手におわせればあの時と同じ繰り返しだった
涼『はなれていた7年間、俺の知らないAを知りたい
亜嵐くんとか、大学の友達が知ってるAのことも知りたい
俺の歩いてきた道もだよ
知ってて欲しい
.
好きだよ、A』
.
.
思えば
思いつめてたなぁって
Aと別れて帰ってきた家の玄関で
閉まったドアに背中からうな垂れるように
崩れ落ちた
遠距離恋愛って
きっと幾つになっても難しいと思う
それに俺には、普通の人とは違う
「芸能人」って立場もある
それを乗り越えてやってきた彼女が
どうしようもなく好きだった
もう
二度と戻れない関係だった
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南(プロフ) - ゆいはんさん» コメントありがとうございます！名古屋公演だけの曲も気になりますよね！！楽しみましょう！ (2019年10月7日 0時) (
レス) id: 1e5d075de8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいはん(プロフ) - 私も名古屋参戦します！一緒に楽しみましょうね！！！ (2019年10月6日 20時) (レス) id: 1086476deb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南 | 作成日時：2019年9月14日 0時
