空白 ページ32
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遡ること数ヶ月
私たちの間には空白の時間があった
涼ちゃんのLIVEを見にいってからそんなに日は経たなかったと思う
一旦、北海道に戻る亜嵐くんを見送った後、
一息ついてまたいつも通りの生活が始まる気がしてた
亜嵐くんがどんな将来を選ぼうとも
一生ついて行く覚悟だけはできていて
それでもお互いひとりの時間ってのも大切だし
決断するまでは何も口を挟まないようにした
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口を挟まないようにする、
つもり、
だったのに……
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「え！？保険も何もはいってないの！？」
亜『うーん、だってよくわかんねぇし』
将来が不安な亜嵐くんに冷や汗をかきつつも
1年と3ヶ月
私達は離れ離れだった
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やだな、また知らない君が増えてゆくんだと思うと
どうしようもなく会いたくなったけど
我慢我慢って
月に一回するビデオ電話を糧に仕事も頑張った
同期が出世する中、ついに私にもチャンスは訪れて
昇級したことを伝えれば
亜嵐くんは自分のことのように喜んでくれて
帰り道にいつもは買うことなんて絶対にないコンビニスイーツなんか買っちゃったりして
ちょっぴり"ご褒美"なんて
少し浮かれ気分だったの
居るはずのない人がそこにいることが信じられなくて
幻覚までみるようになったのか
ってアホなこと考えて
そしたら君はその逞しい腕を広げるから
私は思いっきりその胸に飛び込んだ
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「おかえり、亜嵐くん！」
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南(プロフ) - ゆいはんさん» コメントありがとうございます！名古屋公演だけの曲も気になりますよね！！楽しみましょう！ (2019年10月7日 0時) (
レス) id: 1e5d075de8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいはん(プロフ) - 私も名古屋参戦します！一緒に楽しみましょうね！！！ (2019年10月6日 20時) (レス) id: 1086476deb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南 | 作成日時：2019年9月14日 0時
