［１−２３］ ページ24
智side
「智にぃ、手伝うよ」
和と潤が帰ってきて、少ししたあと。
ご飯の支度途中だった俺に
潤がキッチンへやってくる。
「ん？ ありがとう。課題は？」
「終わってるよ。
実は学校でほとんどやってきたから」
「もしかして、授業中？」
「そんなわけないでしょ〜。
休憩時間。和が来るからさ」
「ほぉー。相変わらずべったりなんだ？」
「……和が来るからね」
ふいっと俺から顔を外して返してくる潤に
思わず笑ってしまいそうになる。
恥ずかしがっちゃって、
和が来るの案外嬉しいんじゃないの？
なんて、言ってみたいけど
拗ねちゃうと可哀想だから胸の内に止めておく。
「ニヤついてる……なに？」
「んふふ。なんにも。
じゃあ潤、手伝ってもらってい？」
「いつものね」
「うん。ありがとう」
手を洗う潤にまな板と包丁をセットして
スペースを空けてやる。
料理するのが好きなのか、中学くらいから
よく潤は手伝いを申し出てくれている。
当時は簡単なサラダを頼んでいたらいつの間にか
潤特製サラダが出来て食卓に並ぶようになっていて。
もちろん、ドレッシングも潤の手作り。
種類も和風、シーザー、ごま、イタリアン……と
レパートリーが増えて、最近だと自分で調合して
オリジナルのドレッシングも作ったりしている。
「今日は和風かな。この前作ったやつと……」
たかがサラダ、されどサラダだ。
野菜の組み合わせを見て、今日の献立に合うか
真剣に考えて最高の完成を作ってくれる。
お年頃なんだから和みたいに
ゲームとかしたいことすればいいのに。
けどそんな潤を見てたらそういう催促も出来ず。
結局はその熱心な姿が微笑ましくて
潤の好きにさせてしまうんだ。
なにより美味しいし。
「お、いい感じかな」
潤を横目に俺も料理を再開する。
煮立つ鍋を覗いて、火加減を調節。
それからその間に使った用具を洗って、
リビングでゲームしている和を呼んだ。
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あい(プロフ) - お返事ありがとうございます。私は潤くんが好きなので潤くんのお話も楽しみにしながら読ませてもらいます( ＾∀＾)これからも楽しみにしてます☆ (2019年6月7日 14時) (
レス) id: 2eccc29f15 (このIDを非表示/違反報告)
あやりゅ。(プロフ) - あいさん» あいさん、コメントありがとうございますm(*_ _)mご感想、本当に嬉しくこれからの執筆の励みにもなります！どうかこれからもあたたかい心で彼らのはなしをご覧いただけると幸いです(^^♪ (2019年6月7日 14時) (レス) id: 4f4f43ef84 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんにちわ、楽しく読ませてもらってます(^^)これからも更新楽しみにしてます☆ (2019年6月7日 12時) (レス) id: 2eccc29f15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやりゅ。 | 作成日時：2019年5月25日 0時
