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二十五.襲撃 ページ26

『……終了』

私はそう呟く

此処は異能特務課

私の前には、坂口安吾

『ミミックの裏切り者……久しいぶりですね?ムッシュー?』

坂「ええ、四年ぶりですね」

唇が切れて血が出ている

辻「せんぱ、い」

坂「辻村君は逃げなさい、僕は平気です」

『へえ、随分仲間想いですね。大丈夫。私は関連者は全員殺す。例え殺人探偵でも』

坂「何故、彼を知っている……んですか」

『これでもフランス政府の裏だからね。そこそこの知力はある』

坂「そこそこ?貴女の頭脳はコンピュータ並みですよ」

『ありがとう』

そう言ってから蹴る

坂「くっ……」

『はあ、胸糞悪いですね……捕縛された状態で海に落とされるか腕や足を切られた状態で山に捨てられるか何方が良いですか』

そう聞けば坂口安吾は私を見る

坂「……貴女はこんな事のために死ぬんですか」

そう言われて私は坂口安吾を睨み、椅子に座る

『……じゃあ逆に問おう。生きる意味って何?』

そう言えば坂口安吾は私を見て、ため息をつく

坂「君と似てる人を僕は知ってます。彼も貴女と同じように恩人を殺されましたよ。ですが彼はその人の言葉を聞いて道を正しましたが貴女は?」

『はあ?そりゃアンタ達は其奴から一言言われたかもしれないけど!』

私は何も言われてないのよ?

彼はわかってたのに

『判ってた筈なのに、そんなの聞いてない』

坂「……其処が、君と彼の違いでしょうね」

『五月蝿い!私は、私は!!これでも生きてきた方だよ!死にたい、殺せ!ならお前が私を殺せ!!』

ル「主、落ち着いて」

『ルールタビーユ……』

ずっとそうだ

私の頭に血が登ったら止めてくれた

でも正直言ってさ

『もう良いよ?疲れたでしょ』

そう言って微笑む

太宰治を殺して私も死のうとしたのに

彼は撃たなかった

坂口安吾を殺そうと思った

でも、彼は抵抗せずに捕まった

復讐に意味があるか?

ない、ただ“復讐する”という事を糧に生きていた

『疲れたよ』

そう呟いたら、何故か涙が出てきた

二十六.悲劇?喜劇?→←二十四.オペラ座の地下に



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リュカ(プロフ) - ミレーさん» いえいえ!それは良かったです!続編に行くのでそちらも見えくださいね〜今年もよろしくお願いしますね (2020年1月2日 17時) (レス) id: 5c04ab9136 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - リュカさん» お返事ありがとうございます(〃ω〃) 今回も面白かったです(*^□^*) 今年も更新頑張って下さい(´∀`) (2020年1月2日 17時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - ミレーさん» ありがとうございます!お楽しみに!ええ、アルバイトですけどねw楽しそうですよね〜 (2020年1月1日 15時) (レス) id: 5c04ab9136 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 夢主ちゃんうずまきで働く事になったんですね(*^□^*) 皆が楽しそうで良かったです(*^□^*) (2019年12月30日 21時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - リュカさん» 続編楽しみに待ってます(*^□^*) 太宰治様オチも楽しみです(●^o^●) (2019年12月29日 22時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リュカ | 作成日時:2019年12月20日 17時

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