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二十三.死ぬ覚悟 ページ24

私がフランスへ渡れたのは偶々、ジイドさんが居たから

普通ならパスポートがいる

私はそれを知らなかった

パスポートを手に入れようにもこの醜い顔を見て皆、逃げた

その時まで知らなかった、私はその顔が普通だと思ってた

なのに、違った

誰も近寄らない

この顔は、傷だらけであざだらけで火傷の跡だらけで

右目は、見えてない事も判った

理不尽だ

鏡を見てそう思った

?「お前は……」

後ろから、そう聞こえて振り返った

男性は一瞬、停止してから

ジ「…… 乃公はジイド。此処で如何かしたのか」

話しかけてくれた

『家出をした、もう嫌だ……お母様に会いたい』

父と母はフランスにあるお墓にいる

『もう一人は嫌だ……』

そういえば、ジイドさんは私の頭に手を置く

ジ「では、乃公と共に来い。一人にしない。約束しよう。お前は何がしたい」

そう云われて、私は

『……判らない』

そう云った

ジ「……フランスに渡りたいのだな?」

『そう、でもパスポートがない』

ジ「……乃公が何とかしよう」

そう云われた

そして私はフランスへ渡った

今思えば、それは密入国と同じだが

ジイドさんは私に仮面をくれた

ジ「大丈夫だ、また会おう」

そう云ってジイドさんとは其処で分かれた

其処から私は、そこそこ良い人生を送っていた

あの事件が起こるまでは









『……態と外したんですか?』

太「ふ……ふふ、さあ、どうかな」

腹を手で押さえた太宰治

私の銃弾は当たった

『……残念です。なら此処で死んでください』

そう云って太宰治の頭に銃を当てた瞬間

大勢の足音が聞こえた

「全員手を挙げろ」

警察……ああ、そうか

『成る程、態と流れ弾を……』

太「そう云う事さ」

「武器を置き、手を挙げろ!」

そう云われて私は銃を手放し手をあげる

『……で?勝ったと思ったか?』

?「しゃがんで」

そう聞こえてしゃがんだ瞬間、銃弾が頭上を横切り警察に当たる

『遅いですよ、モーリヤック』

モ「ごめんね、準備が遅れた」

フランソワ・モーリヤック

能力名___________愛の砂漠

立ち上がり、太宰治を睨む

『今日はこれくらいにしておきましょう……ですが私の狙いは貴方だけではない』

そう云って、ルールタビーユの異能で屋敷へ戻った

二十四.オペラ座の地下に→←二十二.二つの銃で



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リュカ(プロフ) - ミレーさん» いえいえ!それは良かったです!続編に行くのでそちらも見えくださいね〜今年もよろしくお願いしますね (2020年1月2日 17時) (レス) id: 5c04ab9136 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - リュカさん» お返事ありがとうございます(〃ω〃) 今回も面白かったです(*^□^*) 今年も更新頑張って下さい(´∀`) (2020年1月2日 17時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - ミレーさん» ありがとうございます!お楽しみに!ええ、アルバイトですけどねw楽しそうですよね〜 (2020年1月1日 15時) (レス) id: 5c04ab9136 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 夢主ちゃんうずまきで働く事になったんですね(*^□^*) 皆が楽しそうで良かったです(*^□^*) (2019年12月30日 21時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - リュカさん» 続編楽しみに待ってます(*^□^*) 太宰治様オチも楽しみです(●^o^●) (2019年12月29日 22時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リュカ | 作成日時:2019年12月20日 17時

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