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あれから、私は沖縄の撮影をおえ、
左にはお土産を、右にはバスケのボールを持ち、
あそこへ向かう。
沖縄でも冬は少し寒く感じた。
東京はもっと寒い。
息は白く、夜空には雲がかかっていた。
『マサイくん！』
マ「おかえり」
『ただいま』
あの日からマサイくんとは会うことができなかった。
仕事が忙しかったのもあるが、
マサイくんがなかなか会える日がなかった。
『久しぶりだね、髪伸びた？』
マ「まぁね、Aちゃんこそ少し焼けた？」
『えっ！うそ！！ショック〜〜』
マ「うそだよ」
少し微笑んで優しく抱き寄せられた。
そう、マサイくんはいつも優しい。
力が入っていないような。
『マサイくん、あのね！』
マ「A、」
始めて呼び捨てで呼ばれ、ドキッとした。
マ「最後だから、そう呼ばせて？」
『最後、って』
マ「A、俺は幸せだったよ。
君という、憧れの子と付き合えて。俺は幸せだった。」
『私も、「君は違う。」
マ「ごめんね。…別れよ。」
『えっ、別れるって。突然なに、』
マサイくんの身体が離れたとき、
2人の間に冬の冷たい風が通り過ぎた。
マ「じゃあ、またね。Aちゃん」
硬直する私の横を通りすぎる、
『あっ、まって！バスケは！？』
マ「振り向かないで！バスケはまた今度みんなでやろうね 。」
その声はとてつもなく震えていた。
徐々に徐々に、マサイくんの足音が遠のいて行く。
『私、』
手荷物たちがドサドサと、私の手から落ちて行く。
(トン、トントント、……)
静かな今宵に、ボールが転がる音が、
(ザシュッ)
『へっ？』
「ふっ、どんなアホヅラしてんだよ。ばーか」
続く (更新停止中)
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はるけん - 続きがめっちゃきになるぅぅぅ これからも頑張ってください (2017年4月8日 13時) (
レス) id: d7d116ee77 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ(プロフ) - 神段★Ｍ！Ｍ！Ｍ！★さん» ご指摘ありがとうございます。細かいところを確認しておりませんでした。申し訳ありませんでした。 (2017年3月31日 17時) (レス) id: ead5f03ef0 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ(プロフ) - ユカリバーさん» 読んでくださりありがとうございます！！更新が遅いですが、よろしくお願いします！ (2017年3月31日 17時) (レス) id: ead5f03ef0 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリバー(プロフ) - めっちゃ面白いですさ最後の話見て続き気になりすぎて携帯投げちゃいました笑笑 (2017年3月23日 20時) (レス) id: dafb3e5a54 (このIDを非表示/違反報告)
レモン@ウオタミ - 読みました。私シルクと付き合いたい....。 これからも頑張ってください。応援しています｡それでは、アデュー、 (2017年2月24日 19時) (レス) id: 22ef8c7de0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさぎ | 作成日時：2017年2月8日 23時
