ガガガガガガガガガガガガ ヤビ編 ページ28
ふと、思い出した。
そうだ、僕にはやるべきことが残っていた。
そして、まさにそのものを、これから実施することにする。
なぜ、今思い出したのかって？
それは僕にもわからない。
とにかく問題点が少なからずあるということだけはよく分かる。
この計画は、勿論のこと僕だけで動かせるものではない。
しかし、最初から全世界の人を巻き込むのは、無駄なことだと言える。
とはいえ、この計画が進んでいくにつれ徐々に問題も大きくなり、それに対する僕らの抵抗が大きくなって、やがて人々を巻き込まなければいけなくなるという事態は、なきにしもあらず、ということだ。
そのほかの問題点についても、その都度慎重に解決していかなければ、この計画は不完全なものとして自然消滅するだろう。
また、その大きな問題点のために、この計画をつぶすなど考えるべきではないのだ。
ところで、ここまでの話を聞いて君たちは、僕を独裁者のように思っただろうか？
それについて僕は一つ言いたいが、僕は社会的にも権力の弱い立場に置かれているし、おまけに、こんなことを考え始めたのもつい最近のことだ。
僕は基本的に、嫌われるのが嫌いな人間だ。
とはいえ、これから始めなければいけないプロジェクトにおいて、批判などつきものであろうが。
しかし、僕には誰にも壊せない列記とした確信があることを忘れてはならない。
僕たちがこの問題に打ち勝つ時が、正義が悪を滅ぼした時だとは一概にいえないだろう。
ただ、僕のことを信じてくれる人間にとって僕の勝利は少なくとも、新たなる、美しい正義であることに変わりはない。
そして、その大いなる確信について僕が話せるのは、ある特定の人物たった数人であろう。
それは残念ながら、この世に暮らしている人類、特に今という時を幸せに生きる人々の為の大切な大切な約束だ。
僕はこの世を征服しようとする独裁者じゃない。
あくまでも、この世の中の一つの正義だ。
さて、そろそろ僕の計画についてお話ししたいところだが、その前に、前提として話しておくべき事実がある。
今から話すことは、きっとこの話を聞いたほとんどの人間が信じることができないほど突飛であると言えよう。
だが、それが動かぬ事実であることに変わりはなければ、僕がその事実を信じる気持ちこそ揺るがないことは、これまでの僕の話を聞いていれば分かるはずのことだ。
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川川わらび - 暁さん、コメントありがとうございます！そう言っていただけたのは初めてなので、大変嬉しい思いです。更新ペースはあまり良くないかもしれませんが、気が向いた時にいつでも読んで頂ければと思います！ (2020年11月3日 13時) (
レス) id: c7e5b74a91 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - 是非いつか合作など、一緒にして頂きたいものです。貴方の様な作者様の作品が、有名になられることを願います。頑張って下さい！ (2020年11月3日 9時) (レス) id: 8896c28c37 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - 私も最近占ツクで書き始めた者なのですけれど、ここまで小説に寄せられている作品を見るのは久しぶりです。これからの活躍を期待して、お気に入り登録と、高評価の方、押させて頂きました。 (2020年11月3日 9時) (レス) id: 8896c28c37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：川川わらび | 作成日時：2020年10月31日 0時
