君と私の宝物② 《Jungkook》 (ページ3)

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優しいゆんちゃんページ3

とりあえずゆんちゃんにスケジュールの確認しなきゃ。、、、ってあぁあぁ
見事にキラッキラの女子達に捕まっていらっしゃる。

女子1『ユンギせ～んせっ♡ここ分からないんで教えてくださ～い♡』

女子2『私もここ分からないんですけどぉ～？♡』

なんて何人もの女子生徒に囲まれてるよ。
それでまたゆんちゃんの顔(笑)綺麗に嫌そうな顔してる(笑)

HS『あちゃ～ありゃ長くなるな(笑)ユンギヒョンの授業は簡潔ですっごい分かりやすいから質問なんていらないはずなのにね。』

そう、なんだかんだ私はあの人の授業のおかげで嫌いな統計学ができるようになった。高校の時、あんなに数学が苦手だったのが嘘みたい。

｢スケジュール確認したかったのに、、あれじゃ無理だね。｣

HS『ユンギヒョンはまだこの後授業しなきゃみたいだし、、この10分しか話せる時間ないのにね～。なんだかんだ優しいから質問されたら真面目に答えちゃうとこ、ほんとユンギヒョンらしいよ(笑)』

こうなったら仕方ないからグクを起こして、私達は教室を後にした。

大学内でもあまり人が来ない旧校舎。そのさらに地下にあるスタジオ。その一部屋だけやけに綺麗に改装されていて、設備が整っている。
最近の、私を含めた防弾少年団の居場所はここだ。

何しろあの防弾少年団だ。彼らにはもちろんファンがいて、中には過激な人もいる。さらにグクとホソクがまだ発表されてない今、見られてしまっては全てが台無しになる。

元々は普通にみんなが授業している建物の中にあったスタジオを私が学校の責任者に無理を言って、目立たない場所に移してもらったのだ。

ゆんちゃんに提案した時はすっごく笑われた。
でも『やっぱお前をマネージャーにしてよかった』って、『そこまで俺達のこと考えてくれてんだな』って、言ってくれた。

なんだかんだ私のことを見てくれていて、厳しい中に優しさがある。ゆんちゃんは大人で本当に頼りになる人だ。

最近はなかなか忙しいしとにかく眠いけど、そんなゆんちゃんのお陰で私なりにやりがいを感じている。
もっと頑張らないと。