春霞３【宮地清志】

地雷踏んだ ページ7

you 「気にしなくていいですよ・・本当に」




時刻は午後１時３０分を過ぎた所。




しつこく浅川さんから電話が来て・・




お詫びをしたいと呼び出された私・・(←ほぼ強制)




浅川 「そういうわけにもいかねーんだよ。まじで悪かった」




反省の色が濃いが・・




you 「お酒はほどほど「嫌だ！」」




まったく・・




・・この大酒飲みがっ！




浅川 「ってことで、お詫びだ！さぁ食え！」




・・回転ずし




美味しいと有名な所だ。




こういう所へ連れて来てくれるのが浅川さんらしい・・(笑)




you 「はい！遠慮なく頂きます」




前に新太とも来た事があるんだけど・・




くるくる回るお寿司を見ていると・・




それだけで楽しくてお腹がいっぱいになる気分・・(笑)




you 「どれにしよっかなぁー・・」




そんな私をじっと浅川さんが見つめていた。




you 「なっ・・なんですか？」




浅川 「あー？・・いやな、お前子供みてーだなぁって思ってさ・・(笑)」




なんじゃそりゃ・・




you 「では・・子供らしく、たまご焼きから頂きます！」




たっ・・食べにくい！




you 「そんなに見つめないでください・・食べにくいじゃないですか」




浅川 「あぁ？嬉しそうな顔してんなーって思ってさ。さてっと・・俺も食うかな」




お寿司を食べている浅川さんをチラリと見る。




昨日の夜・・




誰に謝ったんだろう・・




浅川 「なんだ・・？聞きたい事があんならハッキリ言えよ」




バレてたぁー！




you 「あっ・・あの部屋凄く広いですね・・一人暮らしにはもったいない位・・」




何言ってんだ私ー！




浅川 「ああ。一緒に暮らす予定だったんだよ・・」




地雷踏んだぁー！




you 「すす・・すみません！変な事を聞いてしまって」




浅川 「別に・・お前一緒に住むか？」




ああ・・一緒に・・




you 「はい？」




浅川 「家賃は三分の一払ってくれりゃいいぞ」




そういう問題ではないのだっ！




you 「冗談は顔だけにして下さい！」




浅川 「俺の顔冗談みてーな顔か？」




いいえ・・




めちゃくちゃ怖そうです！




you 「すみません・・」




浅川 「俺は結構本気だぞ・・考えとけ」




考えとけって・・




そんな事言われても・・




浅川 「おいっ！箸が止まってんぞ！食え食え！」




気付いたら・・




目の前に沢山のお寿司が並べられていた＿＿

噂話(宮地side）→←広すぎる部屋

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す