男の葛藤(宮地side) ページ39
岡村 「友香と付き合い始めてから1ケ月が過ぎた頃家に友香が遊びに来たんじゃ。
その時俺は嬉しくてな。遂にその時を迎えられると思ってた」
少し苦笑いを浮かべながら岡村は話しを続けた。
岡村 「一人暮らしの男の家に来てくれたんじゃ。友香も覚悟を決めてくれていたと思う。」
コクっとビールを飲む音が聞こえた。
岡村 「いざ始まって・・ソコに手を伸ばした時・・
ここに俺のモノを入れたら壊れてしまうんじゃないか?そう思ったんじゃ」
確かに俺らは背がでけーし・・
ましてや岡村は体格もすげーいい。
・・不安になるのも無理はないものがそこにある事も知ってるが
岡村 「こんな小さな所へ入れたら裂ける・・壊れてしまう・・
そればかり頭に浮かんでなぁ。それっきりぱったりとダメになってしまったんじゃ」
宮地 「大切に思うあまりか・・」
苦笑いを浮かべた岡村は・・
岡村 「そうしたら友香まで凄く気を使ってくれてのぉ。
ある日友香の家へ行ったら・・いわゆる[大人のおもちゃ]があったんじゃ」
まじかぁー!!!
宮地 「まさか・・お前と出来ねーからそれで?」
岡村 「俺の少しばかりそう思った・・でも違ったんじゃ。
俺の・・・が大きいから心配して出来ない事を十分分かっていた友香が・・
1人の時にその・・広げておけば俺も安心するんじゃないかと思っていたらしい」
・・岡村の為か
岡村 「でも、買ったはいいけどどうしても怖くて出来なかったらしい・・」
宮地 「愛されてんな・・お前」
真っ赤な顔の岡村は・・
岡村 「で・・話しあって・・最後までしなくても抱きあおう・・そう決めたんじゃ。
ゆっくり・・焦らず・・わしら2人のペースで・・」
宮地 「そっか・・」
2人のペースか。
岡村 「なぁ、宮地。お前が出来なかったのもAを大切に思うあまりじゃ。
その事をAが知っても俺は平気だと思うぞ?
そういう事から、2人で乗り越えて行かなきゃならないんじゃないかのぉ・・」
・・そうだな
岡村 「まさか宮地とこう言った話をするとは思わんかったわ・・」
俺もだよ・・
宮地 「なんか色々聞いて悪かったな。・・お前らやっぱすげーお似合いだわ」
そう言ったら岡村はすげー嬉しそうに笑っていた。
その笑顔を見て・・
俺は無性にAに会いたくなったんだ。
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ハル - 久しぶりに読んでも泣けました。asakoさんの紡ぐ物語はホントに素晴らしいです。ありがとうございました! (2019年12月19日 16時) (レス) id: 514c365f9c (このIDを非表示/違反報告)
asako(プロフ) - cocoさん» cocoさん、コメありがとうございます(*^_^*)そう言って頂けると作者は本当に嬉しいです。励みになります! (2015年5月8日 9時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
asako(プロフ) - るなさん» るなさん、コメありがとうございます(*^_^*)少しでも心に残る作品に仕上がっていたのなら嬉しいです! (2015年5月8日 9時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
coco - とても面白かったです!!!感動しました(泣) (2015年5月8日 6時) (レス) id: a809835030 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - すごく、すごくよかったです(泣)もうほんと読みながら涙出てきました!!(泣)とっても面白かったです!!!!ありがとうございます!これからも頑張ってください応援してます!(*`・ω・´) (2015年3月14日 8時) (レス) id: 95a0cc4dfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:asako | 作成日時:2014年8月28日 22時