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寝顔 ページ32

朝・・




カーテンの隙間から優しい陽の光が私を照らした。




ふっと目を開けると宮地の寝顔が目の前に。




you 「・・かわい」




思わず呟いたその寝顔・・




昨日の夜・・




宮地 「そんな事望んでねーよ。ただこうして抱きしめていてーんだ。
お前との時間を俺にしっかり感じさせてくれ。一晩かけて」




そう言ってくれた宮地は・・




私を優しく抱きしめたまま眠りについた。




宮地の香りに包まれて本当に幸せだ。




you 「腕・・痛くないのかな・・」




ずっと私に腕枕してたんだ。




痺れてるんじゃないかな・・




you 「よっ・・あれ?「なーに逃げようとしてんだ?」」




腕が辛いだろうからと・・




起き上がろうとしたら突然私をぎゅっと抱きしめた宮地。




you 「起しちゃった?ごめん」




宮地 「・・起きてた」




起きてた・・?




you 「いつから?」




私を見てニヤッと笑った宮地は・・




宮地 「俺の寝顔を見て「かわいー」とか言ってくれた時より少し前だな」




私より早く起きてたんじゃん!




you 「起してくれれば・・腕辛いでしょ?痺れちゃうよ」




宮地 「あ?全然辛くねーっての。お前の寝顔見ていたかったから良いんだよ」




・・宮地




ただ宮地の腕の中で眠っただけ。




それだけなのに・・




幸せを感じる事が出来る私は・・




今も宮地が好きで仕方がない__




この気持ちを・・




伝えてもいいのか・・




口にしてもいいのか考えてしまう。




会えなかった時はそんな事思いもしなかったのに・・




こうやって宮地に触れてしまって・・




抱きしめられて・・




この感じを壊してしまうがとても怖くて・・




大切な一言を言えずにいた。




私はまだまだ臆病者だ。




宮地 「A・・」




そっと私の髪を撫でた宮地・・




you 「何・・そろそろ起き「・・好きだ」」




あれ・・?




心の中の声が聞こえた気がしたんだけど・・




宮地 「好きだ・・お前がずっと・・高校の時からずっとお前が好きだ」




思わずがばっと起き上がった私。




宮地 「どうした?そういう事はまだ聞きたくねーか?」




そうじゃない・・




ゆっくりと起き上がった宮地の頭をそっと胸に抱き寄せた私は・・




今までモヤモヤ考えていた自分を恥じた。




そして・・




私も宮地に告げたのだ。




『私も・・あの頃からずっと・・ずっと宮地の事が好き』

長い時間を経て→←ゆっくりでいい(宮地side)



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ハル - 久しぶりに読んでも泣けました。asakoさんの紡ぐ物語はホントに素晴らしいです。ありがとうございました! (2019年12月19日 16時) (レス) id: 514c365f9c (このIDを非表示/違反報告)
asako(プロフ) - cocoさん» cocoさん、コメありがとうございます(*^_^*)そう言って頂けると作者は本当に嬉しいです。励みになります! (2015年5月8日 9時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
asako(プロフ) - るなさん» るなさん、コメありがとうございます(*^_^*)少しでも心に残る作品に仕上がっていたのなら嬉しいです! (2015年5月8日 9時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
coco - とても面白かったです!!!感動しました(泣) (2015年5月8日 6時) (レス) id: a809835030 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - すごく、すごくよかったです(泣)もうほんと読みながら涙出てきました!!(泣)とっても面白かったです!!!!ありがとうございます!これからも頑張ってください応援してます!(*`・ω・´) (2015年3月14日 8時) (レス) id: 95a0cc4dfe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:asako | 作成日時:2014年8月28日 22時

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