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メガネと研二の思い ページ7
、
陣平「おい！メガネ！！」
先に席に着いた陣平が
廊下にいるメンバーに向かって叫ぶ
みんなが後ろを振り向くと
「通してくれない？」と
メガネをかけた男の子が言う
その時、
朝のチャイムが鳴った
慌てて
それぞれの教室に入っていく
研二も名残惜しそうに
自分の教室へ行った
遠くの方で陣平が
「メガネ！宿題やったか？」
って聞いていて
その姿が仲良さげで…
ジェラった研二だった
吉田「研二くーん！」
研二「ん？何？吉田ちゃん」
休み時間に吉田さんが一人で
研二のクラスを訪ねに来た
小走りで吉田さんの元に駆け寄ると
「そういえばさっき言い忘れたんだけど」と
前置きした吉田さん
吉田「研二君も陣平君も優しいところは似てると思うよ。
陣平君ね、私が消しゴム忘れた時…何も言わずにくれたんだ」
研二「……」
吉田「研二君は優しい言葉かけてくれて、陣平君は行動が優しいの！私知ってるよ！」
満面の笑みで
教えてくれた吉田さん
「それ伝えたかっただけだから」
と去っていく
研二は1人で微笑んだ
研二「陣平ちゃんが俺より優しい事くらい知ってるよ」
宮野ちゃん派だったけど
吉田ちゃん派になろうかな
と思った研二だった
END
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作者名：砂希流
| 作成日時：2022年7月20日 2時
