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二十七話【大広間】 ページ28

カーンカーンカーン





教会の鐘が鳴るような、重く長い音がした。







「はいはーい、チュートリアル終了〜!鐘の音聞こえた?
あれが此れからのゲーム開始と終了の合図ね」






何もない空間から突如司会者の少女が現れた。
相変わらず言動の一つ一つが道化師染みている。






「ゴールできてない人は居ないみたいね。
ウ〜ンやっぱり皆超優秀!ゲームマスターとして鼻が高いです!」






ピエロが子供のようにはしゃいでそう云う。
殺意を向けられているなど知りもしないで、
「よしっ」と両手をパンッと合わせ満面の笑顔を向けた。






「今日のゲームはこれにて終了!次は皆の部屋を案内するよ」


「(部屋……?)」





ーーーーーーーー

ーーーー






突然現れた扉を開け、通路を進んでいく。
迷路の時のような殺風景な通路とは違い、
ステンドグラスがはめられた壁が淡く通路を照らしていた。。
通路の先には更に大きな扉があった。
そこを開けると大広間が広がっており、皆が「おお」と声を漏らしていた。
大正ロマンを感じさせる洋風なお屋敷みたいだ。







「この大広間と食堂は共通スペース、何時でも使っていいよ。
二階の部屋は個室、鍵を渡すから鍵に書かれた番号の部屋に入ってね。
ゲーム時以外は朝昼晩食堂で食べてね」


「(へえ……衣食住は整えてくれるんだ……)」









鍵が配付される。
鍵に番号札が吊るされており、更に顔写真まで貼ってあった。
……いつの間に撮った。

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+アリス+(プロフ) - 怪盗MOONさん» ふふふ、どうでしょうか……。此れからのお楽しみです。 (2019年7月21日 12時) (レス) id: 00e250021f (このIDを非表示/違反報告)
怪盗MOON - なるほど。道化師は異能力者で、此のデスゲーム、・・・日い、“脱落者ニハ死ヲ与ウル”は道化師の異能と云う事か・・・。(と、云うのが私の推測です。) (2019年7月20日 15時) (レス) id: b5aabf0ca5 (このIDを非表示/違反報告)
+アリス+(プロフ) - あいどんとすぴーくいんぐりっしゅさん» ありがとうございます。惚れていただけるなんて光栄です。更新頑張りますので、楽しみにしていてください(*^^*) (2019年6月6日 19時) (レス) id: 00e250021f (このIDを非表示/違反報告)
あいどんとすぴーくいんぐりっしゅ - え……なにこれ………めっちゃ好きなんですけど!!ヤバい!この小説に惚れる!いやもう惚れてる!更新楽しみにしてます!頑張って下さい! (2019年6月6日 18時) (レス) id: 7b91c6ec22 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:+アリス+ | 作成日時:2019年5月3日 17時

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