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A end ページ12
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後日、昼間にあのバーに行った
昼間はバーじゃなくてカフェをやってるみたい
お客さんはやっぱり少ない
メニューはコーヒーか紅茶だけのシンプルなものだった
あたしはあの店員さんにコーヒーとミルクをお願いした
「それで、どうなったんです？」
店員さんはコーヒーを淹れながらきいた
ご丁寧に豆から抽出して
「はい、結婚の話を持ち出したら意外とあっさり
でも、私が今まで結婚について話してこなかったのが原因だったみたいで...」
店員さんは言ったでしょ？とでも言わんばかりに後ろ姿で頷いた
「これからは待っていないで自分からちゃんと思ってることを言おうと思います
彼のためにも、自分のためにも
今回の件はありがとうございました！」
店員さんは振り返って
「僕は何もしてませんよ
ただアドバイスしただけです
はい、コーヒーとミルクです」
そう言って微笑んだ
この間は夜で暗くて見えなかったけど、
店員さんはとっても端正な顔立ちをしていて
「かっこいい...」
あたしは思ったことを無意識に口に出しちゃう病気のかもしれない
よく見ると名札が付いていた
“草川“
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作者名：くみん | 作成日時：2018年9月5日 17時
