【進撃の巨人】貴方と私と存在意義 (ページ1)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:361 hit

Kill.1 → 紅色ページ1

ぺ「うわぁ…」

『…どうしたの、ペトラさん』

ぺ「ね、見て！凄く綺麗な紅色」

そう言って彼女の指差す方に目を向ければ

『……真っ赤ね』

見たことないくらい赤く染まった空。

ぺ「ふふっ、こんな綺麗な空初めて見た」

『そうね…』

綺麗、か…

確かに、綺麗。

こんなに空に色が着くことなんて滅多にないし、オレンジ色に染められた雲も幻想的で…

でも何故だろう。

私にはこの空が綺麗には見えない。

赤く染ったこの空はまるで…、、

ぺ「あっ！リヴァイ兵長！」

リ「何やってんだ…ハンジが探してたぞ」

ぺ「ハンジさん？」

『うん、ちょっと用事があって』

ぺ「そう…じゃあ先にご飯食べてるね！」

『うん、すぐ戻るから』

ペトラさんと別れ、私はリヴァイ兵長と共にハンジさんの元へ向かった。

・

『兵長』

そして私はふと、聞いたのだ。

リ「…何だ」

『今日の空、どう思いますか』

彼は視線を空に向けると、少し目を細めって言った

・

リ「まるで血の色みてぇだな…」