生きろ【リヴァイ】 (ページ14)

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寝ていると、何度も思い出す

両親が病気で死んで、一人で生きてた私に

そっと手を差し伸べてくれた、あの日のこと。

でも、どうしても貴方の声が聞こえないの。

いつもそこは、無音の世界だった。

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「本当にいいのかい？上手く使える保証はないよ？」

『はい、お願いします』

「君も変わった人だ。こんなものを腕につけるなんて」

『やりたいことが、出来たので』

「目標は大事だよ、生きる糧になる」

『生きる糧…、、』

「知ってるかい？人はね______」

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その日の夜、また夢を見た

でも、今回はいつもと違うの

私は真っ白な世界にいて

周囲は何故か真っ赤に染まっていて

頭を硬い何かで叩かれてるみたいな感覚がして

手を伸ばそうとしても、何の感覚もなくて

ふっと、視界に入ってきたのは

苦しそうな顔をした誰かで

肩で息をしながら、ゆっくりと口を開いた

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【愛してる】

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あぁ…そうだ、思い出した

これ、兵長の声だ。

どうして私は忘れてしまってたの

あの大好きな声を、どうして…、、