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『兵長…っ！』





それは、突然の事だった


いや、安心していたのかもしれない。




すぐそこに見える壁に目がいって

周りが見えていなかったのだ…






ドンッ、


握っていた兵長の腕を振りほどき、突き飛ばした





リ「…っ」





どういう状況なのかわからない







何で今、空が見えた？



何で急に、衝撃が来た？







必死に思考をフル回転させ、

聞こえてきたのは何かが折れるような音と


聞いたことのない、気持ち悪い音だった。






リ「……A！！」









そして最後に見た景色は
真っ青な顔をした兵長だった。

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作者名：優 人 | 作成日時：2020年3月1日 20時

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