5にん 20

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健人side

急に勝利の高校から連絡もらって、あのバカ！授業妨害してるって。それで電話が来るってよっぽどだし、たまたま今日は暇な日だったからすぐ行ったら…弁当投げてる。

さすがにビンタして相談室行ったらまぁ出てくるわ。愚行の数々。最近は大人になっていい子だなって褒めてた言葉返して欲しい。途中からブチギレそうなの我慢するために勝利の太もも思いっきりつねっといた。

それでもう落ち込みまくってる勝利つれて帰る。
「ごめんなさぃ」
「そのまま洗面所行きな」
「…？ぅん」

素直に手洗いうがいしてるけど、もうこのままお仕置きしようかなって思って。、
「じゃあそこ手ついて」
「えっ…ここで？」
「文句あんの？」
「…なぃけど…」

めっちゃ嫌そうに手ついた。さてと…後ろからベルト外したらもうめっちゃ焦ってるけど、反抗はしてこない。
「よし。自分で膝まで下ろしなさい」
「…っ部屋がいぃ」
「この期に及んでわがまま言うんだ？」

「だってっ鏡…」
「ちょうどいいだろ。自分で自分の情けない姿見て考え直せ」
泣きそうな顔で首横に振って嫌々してるけどさ。そりゃ自業自得だわ。

「早くお尻出しなさい。タイマーされたいの？」
「っ！！やっ…」
タイマーって言ったら慌てて下ろし始めた。最近やってないけど、渋った時にタイマーで時間はかって追加とか昔やってたから。

「今から悪い子のお尻叩くけど、ずっと鏡見てなさい。目逸らしたり、つむったりしたら追加。わかったな」
「〜〜っ！！」
「わかったなって聞いてんだ。返事しろ」
「っ…はぃ」

もう耳まで真っ赤で頑張って鏡見てる。てかほんとに、馬鹿というかお子ちゃますぎる。やってたことが全部。
俺が右手振り上げたらすぐ、キュって目瞑ったんだけど話聞いてんのか？

「目つむったから罰としてベルトにするか？」
「！！やっ！つむんないっ…ごめんなさいっ」
「今回だけだぞ。次から目そらしたらつむったりした回数分最後に道具使う。今のはカウントしない。気を付けろ」
「はぃ…」

それでもう1回手振り上げたら涙こぼれそうになりながら耐えて見てる。
パアァァァン！
「ひっ！」
「誰が弁当作ってると思ってんだ。人が作った弁当投げるな！」
「ごめんなさい！」

パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
「うあぁ！」
「目晒すな！」
「ごえっなさい！」

ほんっとダメダメだな？10回いくかいかないかくらいなのにもう全然鏡見れてない。

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