5にん 17

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勝利side

イライラ、抑えれなかった。気持ちいいほどきれいに割れた後、呆然としてた。風磨くんと健人くんに優しく宥められて後悔した。失敗したっ！また感情抑えれなかったっ

和室で正座して考えてた。なんでこんなに我慢できないんだろって
「勝利」
「...ごめんなさい。また迷惑かけて」
「分かってるんでしょ？自分でも抑えなきゃって思えてんでしょ？」
「うん...うまくできないっ」

「お尻の痛さ思い出せない？」
「...頭がっいっぱいいっぱいで、考えれないっ！やっちゃった後にっ思い出すっ」
「そっか。ちょっとそれは考えさせて。だけど、学校の窓ガラスわざと割るのが悪いことだって分かるよね？」

分かる。めちゃくちゃ分かる。頷いたら膝ポンってされたから嫌だけど、乗る。理解されてる。いつも、理解しようとして一緒に悩んでくれる。なのになんでこんなに迷惑ばっかかけちゃうんだろっ

悔しくて悔しくてたまらなかった。一気にお尻出されてヒヤッとする感覚が分かる
「厳しくいくよ。絶対ダメなことしたからね」

パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
「うっ！ひっく！あぅぅ！」

パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
「いだいぃぃっ！うあぁぁん！」
めっちゃ痛くされて、泣いて叫んですっきりした。結局心が軽くなるのはお仕置きされて、泣いた後なんだよ...めっちゃじんじんするっ

「うわあぁぁぁん！！ごべっなざっい」
「最後ね。ここ痛くする。座るたびに思い出しなさい」
ぐってお尻上げられて、太ももの付け根らへん触ってくる。

パアァァァン！パアァァァン！パアァァァン！
「いっっっ！！うあぁっ」
「よし。終わり。玄関でお尻出して立ってなさい。ご飯までね」
いっつもこう。イライラが抑えれなくて怒られた後は簡単には抱っことかしてくれない。

お尻に手当てて冷やしながら玄関に立ってた。あーぁ。ばかしたっなんで我慢できないんだろ。高校でもこんなだったら嫌われちゃう...

惨めな気持ちで立ってたら健人くんが戻ってきた
「あのさ、イライラしてどうしようもなくなったら10秒自分の中で数えてみよっか」
「10秒...」
「うん。それで落ち着けなかったら電話してきていいよ。高校生ならスマホ使えるだろうし」
「...ん！わかったっ」

「そしたらもうすぐご飯だからね。落ち着いて立ってなさい」
お尻軽く触ってリビング戻っていっちゃった。

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