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〈おはようございます。〉
「んふふ、おはよぉー。」
よいしょっと車に乗り込んでショルダーをポイっと放ってバックミラー越しに伊藤ちゃんと目が合った。
〈...rtzuさん、最初のんふふってなんですか?笑〉
「んふふ、え?なにが?」
〈いやだからそのんふふなんですか?!笑 絶対なんかありましたよね?なに?〉
「なんか気分が良くて♪」
〈あんなダルそうだったのに?〉
「いや、ちょっとまだ眠かっただけ。でも今日は仕事頑張るんだ〜♪」
〈今日は今度の生番組の打ち合わせもありますし、あとあの夏のイベントの件も合わせて全部まとめちゃおうと思います!〉
「はいはい、なんでも来い!今ならなんでもできそうな気がするから♪」
そんな事を息巻いて事務所に到着してからほいほいっと仕事をこなしてたら、伊藤ちゃんはここぞとばかりにガンガン溜まってたであろうアンケートやら案件やらイベントの企画やらをゴリゴリに投げ込んできた。
そして気づけば窓の外は真っ暗でさすがにドッと疲れたわたしと仕事が一気に片付いた感でスッキリ顔の伊藤ちゃんがそこに居た。笑
けれど社長との話もやっとリリースする気なったかとものすごくスムーズに進んだし、心だけはわたしもスッキリすることができた。笑
...倫也さん..今日は遅いのかな...
帰ってきたらLINEくるかな...
わたしも仕事終わったらLINEとかしてもいいのか...?
〈今日行くんですか?〉
「えっ!!?」
目の前でパソコンをカチャカチャと動かす伊藤ちゃんはきょとんとわたしを見てて、とんでもなく焦ったわたしは変な声で返事して....なんか変な空気が流れた。笑
〈...いや、...SHUTAさんのご自宅です。来週行くからって先週言ってらっしゃいましたよね?今週もう終わるから一応確認しようかと...。〉
あ。
そうだった。
すーっかりぽっかり忘れていた。
夏のイベント用の曲、出来たって言ってたんだった。
「そうだそうだ、ちょっと聞いてみる!!」
焦ってケータイを握るわたしをちょっと不審な目で見て笑う伊藤ちゃんを横目にSHUTAにラインを送る
【お疲れ!今日イベント用の曲聴きに行ってもいい?】
【いいよ。】
そして安定の即レス。
ありがたや。笑
「伊藤ちゃん、帰りSHUTAの家でお願いしますっ!」
〈はい、了解です。〉
今年も去年と同じ会場で開催される花火大会。
そして今年もSHUTAと立てるステージ
想像するだけで心は躍る様に跳ねた...
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RJS(プロフ) - あきらさん» あきらさん☆コメント下さりとっても嬉しいです!わたしも皆様のお気持ち考えたらどうなのかなぁと悩みましたが前向きな意見が頂けて本当に嬉しく思います!せっかく皆様と繋がれた場なので大切にしていきたいです。なのでこれからも是非、宜しくお願いします!! (2023年3月26日 14時) (レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
RJS(プロフ) - ゆんさん» ゆんさん☆いえいえ、むしろこのタイミングでコメント下さった事にとっても感謝してます!わたしは書き続けたいと思ってますがどうすべきなんだろう...と悩んでましたT^T読みたいと思って下さる方も居るんだととっても勇気もらいました☆本当にありがとうございました! (2023年3月26日 14時) (レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
あきら(プロフ) - このお話は素敵なので是非続いて欲しいです!でもどうされるんだろう..の方が強くてコメント出来ませんでしたが、更新ありがとうございます。ひとつの物語として応援しております! (2023年3月26日 13時) (レス) @page42 id: 05facd4420 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - こんなタイミングで初コメント失礼します。このお話が大好きなので、現世はおいといてお話が続くといいなと思ってます。 (2023年3月25日 13時) (レス) id: e23f47c4dc (このIDを非表示/違反報告)
RJS(プロフ) - あおさん» あおさん☆コメントありがとうございます♡素敵と思って頂けて本当に嬉しいですっ!のろま更新で申し訳ありませんがこれからも是非宜しくお願いします!! (2023年2月16日 14時) (レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RJS | 作成日時:2023年2月6日 9時