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倫也さんと話せて良かった...
そう思いながらみんなの輪に戻るとトランプ大会は白熱していて中でも内藤さんとマナが完全に出来上がっていた
〈あー！やっときた！待ってたよー！〉
とわたしに大きく手を振るマナと、
〔いやなんか酔っ払ってますがちょー楽しいっす！〕
と倫也さんに言う内藤さん。
その後、わたしと倫也さんもそのトランプ大会に参加したけど、程なくしてマナがカクンカクンと頭を上下して夢への一歩を踏み出した。
「マナ〜、ちょっとー起きてー。」
〈起きてる...zzz..〉
声だけは小さく返事するものの瞼は重いまんまで
あ。これだめなやつだ。
とすぐにわかった。
『だめそ？誰か呼ぼうか？』
倫也さんが笑いながら声をかけてくれた。
「もう遅いですし、わたしがマナ家まで送るので大丈夫です。こういうの慣れてるので。笑」
『ん〜でも遅いし、送ろうか？っつっても俺も飲んじゃってるからタクシー一緒に乗るくらいしかできないけど。』
...え！？どうしよ、ここで「えー？いいんですかぁ？」とか言ったらマナ置いてまた一緒に戻ってきちゃおうかな...
そしたらタクシーの帰りまたふたりになれるし...
まだ一緒にいられ...
〔いやいやいや、何言ってんすか！だーめだめ！倫也さんこの後俺とカラオケする約束したじゃないっすかー！〕
でっかい声で割り込んできた内藤さんはギラギラした眼差しでこちらを見ていた笑
『いや、送ったら戻ってくるから。』
と笑う倫也さんに
〔信用ならねぇっす。この小娘達とじゃなくて俺と遊びましょう。〕
と親指を立てながらでっかい体がずいずいと迫ってきたと同時にわたしの小さな希望はぺちゃんこに押し潰された笑
「あの、本当大丈夫なんで内藤さんとカラオケしてあげて下さい。」
そう言うと、酔っ払って嬉しそうな内藤さんを横目に呆れたように笑って『ごめんね。そしたら今タクシー頼んであげる。』とカウンターへ向かってくれた。
ものの数分で［タクシーのご用意できました。］とスタッフさんから声がかかって『上まで送るよ。』と言ってくれた倫也さんの言葉に甘えてマナを抱えながら入り口へ向かうと目の前にタクシーは止まっていた。
「本当に長くお世話になりました。舞台頑張って下さい。じゃあ、おやすみなさい。」
振り向いてそう言うと、
『またね、Aちゃん。』
っていつものように言ってくれるから
涙が出そうになって
それを隠すように微笑んでからすぐに前を向いた...
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RJS(プロフ) - naaaaさん» naaaaさん☆コメントありがとうございます！楽しみのひとつと言ってもらえるなんて、最高に嬉しいです。ゆっくりですが長くお付き合い頂ければ嬉しいです。やる気もらえました！ありがとうございます☆☆☆ (2022年4月26日 19時) (
レス) @page9 id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
naaaa(プロフ) - すごく面白いです！最近の楽しみの一つになってます。更新頑張ってください！ (2022年4月25日 12時) (レス) id: ab66cc7dba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RJS | 作成日時：2022年4月19日 19時
