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暗闇の中
スポットの下で歌うSHUTAはとても綺麗で
わたしはひと時も目を離さず見つめ続けた
SHUTAの発する音ひとつひとつが
優しすぎて
暖かすぎて
言葉が体全体に染み渡っていくような感覚になった...
いつも自分の事をたいした人間じゃないって言うSHUTA
わたしがどれだけ言っても聞き入れない天邪鬼
だからこその【まちがいさがし】
それはわたしもおんなじ
わたしだってきっと正解の方なんかじゃない
だけどそれでこそ出会えた人がいて
SHUTAもわたしもきっと
今日...此処に立ててるんだね.....
大きな拍手は終わる事がないくらい長く続いて、それに対して何度もSHUTAはお辞儀をしていた
その合間
一点を見つめて、少しだけ微笑んだような気がした...
去っていくSHUTAの背中は誇らしくて、わたしも気持ちを込めて終わらない拍手を送った...
そしてそのままグランドフィナーレを迎えた授賞式は最後にまた壮大なオーケストラの演奏が会場を包んだ。
心地の良い音色を聴きながら目線をそっと倫也さんへと向けると
オーケストラの演奏を穏やかに聴く横顔が映った
わたしが何度も見てきたこの横顔
次はいつ見られるかわからないけど
こうしてまた...会えてよかった...
そう...思った....そう...思う様にした...
私達は客席から拍手を送り、ゆっくりと閉幕すると順に控室へと案内された。
自分の出番が終わったSHUTAも席に戻っていたけど、SHUTAの方が先に呼ばれたからちゃんと声をかける事はできなかった。
只、横を通った時少しだけ立ち止まって一言、
〔頑張れよ。〕
って言ってフッと笑ってくれた...。
そうだよ
あたしはちゃんと頑張んなきゃ
SHUTAはあたしの為に...わたしを思って...
うん、と心の中で頷いていると、スタッフの方にわたしも声をかけられてゆっくりと立ち上がった。
楽屋に戻る間、今日この会場に着いてからの事を、いろんな場面を頭の中に巡らせていた...
今日は3曲も披露する事が出来て
あんなに心配していたけど
思うよりずっと上手く出来た...
あなたが聴いてくれていると思うだけで
体温は心地よく上がって
そしてあの夏の日に帰れたわたし
花火に囲まれながら歌えた金魚花火...
お守りの様にわたしに力をくれた...
......え。
...待って。
....ピアス
徐にバッと耳元に手を当てる
今耳に付いているのはスワロとパールのフープ状のピアス
一瞬で目の前が真っ暗になった...
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RJS(プロフ) - あきらさん» あきらさん☆いつもいつもありがとうございます♡やっと感！本当、お待たせしましたっ！倫也さんが出てきてくれるとわたしもテンションあがります！笑 ここからまた素敵な展開が描ける様に頑張りますので末長く宜しくお願いします☆ (5月12日 19時) (
レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
あきら(プロフ) - やっと。やっとかあぁぁぁああ。やっと..なのか..？これからちゃんと距離が縮まりますように。実は展開が展開なだけにずっとコメント出来なくて。でもちゃんと読んでました。また、楽しみにしてますね(^^)ゆっくり、ゆっくり^^ (5月9日 23時) (レス) @page35 id: 05facd4420 (このIDを非表示/違反報告)
RJS(プロフ) - ぶさきさん» ぶさきさん☆全部最初から読んで下さったんですかぁ、すごく嬉しいですー！更新がまちまちで本当に申し訳ないです...でも待って下さっている事を伝えて下さって本当に書きたい気持ちパワーがグッとまた上がりました！本当にありがとうございました♡ (5月2日 19時) (レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
ぶさき(プロフ) - 恋花火から始まり寝るのも忘れて読みこんでしまいました..素敵すぎます！続きがすっごく楽しみです！更新される日をワクワクしながら待ってます！⭐︎幸せな小説を届けてくださってありがとうございます (4月30日 23時) (レス) id: 6c6a36041b (このIDを非表示/違反報告)
RJS(プロフ) - タンさんさん» タンさん☆コメントありがとうございます♡本当ですかー？！爆速！！とっても嬉しいです♡ゆっくりですが確実に更新していきますので是非是非これからも宜しくお願い致します☆ (3月11日 0時) (レス) id: acf635abfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RJS | 作成日時：2024年2月18日 18時
