四月の夜は。-12-

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［rtzu〜お疲れ様ー！！！］

廊下のいちばん奥で大きく手を振るマナは、わたしを見つけると嬉しそうにわたしに向かって走ってる。笑

その後ろから対照的に通常運転でゆっくりついてきてるSHUTA。笑

わたしも手を振るとボフッと抱きついて［おつかれ〜！］と言ってくれるマナはすぐにガバッと離れてわたしの目を見ると［ねぇー！本当最高だったんだけど、めっちゃ楽しかったし泣いたしー！あたしが特に好きだったのはね〜
〔廊下走るなよ。子供か。〕
後ろにたどり着いたSHUTAが呆れた様にマナに言った。
そして、〔お疲れ。〕とわたしに軽く微笑んでくれた。

［だって感動したじゃん！SHUTAくんもそう思うでしょ？！］

〔あー。隣が騒がしかったけど。〕

［ライブは楽しむもんだから！］

〔笑うし、はしゃぐし、泣くし。〕

［そりゃそうでしょ！あたしの親友があんなに輝かしく...今思い返しても泣けるっ！つかあたし知ってんだからね〜SHUTAくんピアノ弾いてるrtzu見てボソッと〔うめーな...まじ...。〕って言って泣きそうだったじゃん！］

〔泣くか。〕

そう言ったSHUTAはわたしの方を見て少しだけ動揺した様に〔...でもまじすげーカッコよかった。〕そう言ってくれた。


「ふふっ、ありがと。」

そんな二人の会話を笑いながら聞いて、二人の率直な感想も頂いて、そして強いて言うならアドバイスをSHUTA先生から頂いてここからのツアーに存分に生かさせてもらう事にした。




［じゃあ、あたし達これで帰るね。ゆっくり休んで！次会えるのは...moonか。えー。ちょっと先じゃん、、］

「そうだねー。あたしもこっから地方公演とかでちょいちょい都内に居ないし。でもマナも撮影でしょ？」

［そうだけど...。でもmoonで会えるもんね！それにあたしファイナルもやっぱ絶対観たいっ！］

「うん、ちゃんと行くよ。最終日都合つきそうだったら教えて。来てくれたら本当嬉しい。」

［SHUTAくんはどっちも来るんだよね？］

〔....あー。moonの日収録あって。ちょっと遅れっかもだけど。〕

「SHUTAも忙しいから無理はしないでね？」

〔...まぁ行く。rtzuこそこっから絶対体調壊せないんだから早く帰って寝ろ。全国で待ってる人達がいんぞ。〕

「わかった。本当二人とも今日はありがと。巡業頑張ってきますっ！」

マナを見れば私たち二人に手を出せと目線で訴えてきた。

笑いながら手を出すわたしと嫌そうなSHUTA


そしてマナの大きな声のファイティ〜〜ン！が廊下に響き渡った。笑

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