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「分かった。今夜で終わりにしよう。もう泣くなよ」

彼女をベッドから身体を起き上がらせてきつく抱き締めた。彼女の匂いが僕までも包み込む。落ち着く。

「今の彼氏と幸せになるんだぞ」

何も考えずに、早く頷いて、頷けばそれでいいから。と耳元で彼女を追い詰めると震えながらコクリと頭を動かした。

「「やり直したい」」

こんな僕の想いはあっさりと散ってしまった。辛くないといえば嘘になる。でも、これでいいんだ。彼女が好きだからこそ。彼女には幸せになってほしくて。

頬に手を添えて。

距離を縮めて。

息を止めて。

そっと唇と唇を重ねた___________

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作者名:ぱる | 作成日時:2019年8月24日 1時

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