第百一話 調 ページ6
「おーい、姉さーん？どこにいるんだー？」
てくてくてくてく、歩いて歩いて。姉さんを探す。ゼロ生物の暴れた後、なのだろうか……そこら中、血だらけで、死体ばかり。
それらから目をそらしながら、姉さんを呼ぶ。死体はいくらたっても見慣れないから。どこにいるんだろう。
「あ、調！ねえねえ、これ！」
どれだけ歩いただろうか……先を歩いていた美佐紀さんが声を張り上げた。
「これ、奏さんのじゃない？」
地面に落ちている何かを摘まみ上げて。それは、何？もはや奪い取るかのように手に取ると、僕はそれを確認した。どうやら……ハンカチのようだ。
姉さんの、ハンカチ。
刺繍がされているから、分かる。姉さんの名前が刺繍されている。
「姉さんが、まだ近くにいる？」
「多分ね。それに……ほら。この辺り、損傷が激しくない？もしかすると、ここで戦闘してたんじゃ……」
「そうかも。早く姉さんを見つけよう」
嫌な予感がする。本当に、本当に……嫌な予感が。もやもやとして、胃の中から酸っぱいものがあがってくるような。
姉さん、どこにいるんだ……？
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ミクミキ(プロフ) - 完結しました〜 (2019年9月8日 20時) (
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ミクミキ(プロフ) - 更新します！ (2019年9月8日 20時) (レス) id: eada72cfbe (このIDを非表示/違反報告)
キューブ(プロフ) - 終わりましたですー (2019年9月2日 22時) (レス) id: ed034718e4 (このIDを非表示/違反報告)
キューブ(プロフ) - 更新しますですー (2019年9月2日 21時) (レス) id: ed034718e4 (このIDを非表示/違反報告)
キューブ(プロフ) - 終わりました！ (2019年9月1日 22時) (レス) id: ed034718e4 (このIDを非表示/違反報告)
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