フォビアコンプレックス (ページ3)

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第二話　レヴィアタンページ3

『収容ナンバー６２１６スキュラ、異常なし。体内に蓄積したされたアウターヘヴンの毒素はおよそ２６パーセントの除去が確認された。アウターヘヴンから入手したため、未知の部分あり。また、ウンディーネ種の始祖である可能性大。引き続き調査を行う』

『収容ナンバー１１４６月兎、やや整備不良。放出エネルギー量の低下が観測された。グランディニーリ種の始祖であるが、能力は通常のグランディニーリ種と比べて劣る。収容ナンバー３５９８と面会させると著しく興奮し、放出エネルギー量の増加が確認された原因は未だ解明されていない。引き続き調査を行う。また東区統治者薔薇宮小町が１１４６との面会を希望したが、これは必ず拒否するように』

『収容ナンバー３５９８ノスフェルトゥ、異常なし。三日後廃棄予定。東区統治者薔薇宮小町が３５９８との面会を希望したが、これは必ず拒否するように。また、薔薇宮小町に３５９８廃棄の事は決して知られないこと！(※努力義務)』

『収容ナンバー９５４５サキュバス、異常なし。市民への奉仕活動を終えて、収容室で大人しくしている。９５４５が持つ、９５４５の肉体を構成するものと同種の成分を持つミイラの解明には至っていない。次の回収期間まで催眠ガスを投下する。特異成分の解明が成功次第廃棄』

『収容ナンバー１１５５アクアキャット、異常なし。利用価値がなくなったため、一ヶ月後廃棄予定』

『収容ナンバー００２８ワスプ、異常なし。体内に蓄積されたアウターヘヴンの毒素が強いため、作業時には防護服の着用を義務とする。アウターヘヴンから入手したため、未知の部分あり。また、アントリオン種の始祖である可能性大。引き続き調査を行う』

『収容ナンバー２９９１スマ＝ウーンド、整備不良。前回の実験事故が原因と思われる。今後の事故を防ぐため作業員のカウンセリングを行うと同時に２９９１のメンタルケアも同時進行する』

『収容ナンバー０６６６ネロ、異常なし。催眠ガスの永久投与器具に問題なし。決してやつを目覚めさせるな(※最重要課題)』

『[データ削除済]』

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