番外編〜レイナとアホ四人組〜 ページ17
「もうルーク、あなたまた怪我したの?」
今さっき、魔物との戦闘があったの。ルークってば調子に乗って飛び込んでいったから、全身が傷だらけだわ。ほら、レイナも怒ってるじゃない。
「わりぃな。けど、自分の後ろに美しい女性がいると思うと、引く事はできなかったのさ」
「冗談はやめてちょうだい……あ、ここにも」
消毒液を容赦なくかけていく。うわ、痛そう。薬品って、妙に痛いわよね。分かるわ。アタシは後ろでその様子を眺めながら、そう思った。レイナが、少し恨めしげに言う。
「フォビアも何か言ってちょうだい。ルークってば、いつも怪我ばっかりじゃない。このままじゃあ、命がいくらあっても足りないわよ」
「諦めなサイ。それがルーククオリティなのヨ」
「てめぇフォビア、どんなクオリティだよ!」
魔物が現れるとルークが飛び出す。飛び出すルークに魔物の集中砲火。魔物の集中砲火で怪我するルーク。逆に怪我だけで済むのがすごいわね。これもルーククオリティ。
「レイナ様、消毒液買い足しておきましたわ。じゃんじゃん使ってくたさいな」
ツィアルドゥールが、新しい消毒液の蓋を開けていく。ルークが情けない声を上げた。そんなに痛いのかしら?嫌なら、突撃したりしなければ良いのに。
「情けない声を出さないでくださいルーク。皆、心配していたんですよ」
「そうよ。これからはあまり怪我しないようにね!」
ジャックの言葉に相槌を打ちながら、レイナは最期の仕上げと言わんばかりに、ガーゼを貼っていく。ルークはもはや涙目だ。滅多に見られない顔だわ!目に焼き付けなきゃ。
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ぐうたら猫(プロフ) - ミクミキさん» あら。そうでしたか…。 今からマイボードにご相談したい話をしますので、ちょっと待って下さいね!! (2019年12月8日 22時) (携帯から) (レス) id: e6816c78e0 (このIDを非表示/違反報告)
ミクミキ(プロフ) - ぐうたら猫さん» ごめんなさいぐうたら猫さん……見当たりませんorz (2019年12月7日 10時) (レス) id: eada72cfbe (このIDを非表示/違反報告)
ぐうたら猫(プロフ) - ミクミキさん» ミクミキさんの方です。 マイボードってメッセージが来たよって報告の機能がないからか、なかなか気付いてもらえないんですよね…。 (2019年12月7日 2時) (携帯から) (レス) id: e6816c78e0 (このIDを非表示/違反報告)
ミクミキ(プロフ) - ぐうたら猫さん» ぐうたら猫さんのボードですか?それとも私のボードですか? (2019年12月6日 22時) (レス) id: eada72cfbe (このIDを非表示/違反報告)
ぐうたら猫(プロフ) - ミクミキさんこんばんは! ミクミキさんにご相談があるのですが、マイボードを見てもらっても良いですか? (2019年12月6日 21時) (携帯から) (レス) id: e6816c78e0 (このIDを非表示/違反報告)
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