番外編〜カナメとフォビア〜 ページ1
「ンー……今日も良い天気ネ！」
アタシ達の乗るこの巨大飛行艇シアン号は、雲の上を飛んでいるから、いつも良い天気なのだけれど、そう言わずにはいられなかった。青い空は、まるで吸い込まれそうなくらいに美しくて、太陽光を遮る雲は遥か下にあるの。
それに、庭にはたくさんの草木が植えられている。お庭番のカナメが管理しているそれらは、青々とした葉をしげらせて、さわさわ、さわさわと優しい音を立てていた。
本当に、良い気持ち！何だか、眠くなっちゃいそう。うっかり眠ったら風邪を引いちゃいそうだけど、その誘惑には抗えなくて、アタシは木の根を枕に横たわり、目を閉じて……。
「……サマ、科学者サマ」
？
声が聞こえる。誰かしら？ルーククン……じゃないわね。彼はアタシに怯えているから。声からして、女の子？
閉ざしていた瞼を、時間をかけてゆっくりと開ける。飛び込んできたのは、褐色の肌と、白銀の髪。この庭の番人、カナメその人だった。
「科学者サマ、死なないでよ。掃除が大変」
「死んでないわヨ？！」
勝手ニ殺さないデ？！と叫んだら、ごめん、死んでるみたいだったから。ですって。ダメよ、全世界のイケメンを眺め回してあらゆる天候を制覇するまで死ぬつもりはないし、死なないわ！
「……まあ、冗談はともかく」
どうやら、先ほどの言葉は冗談らしい。彼女は不思議そうに小首を傾げて言う。……冗談でも死体と言われるだなんて、アタシってば、いったいどんな寝顔してたのかしら。
「こんなところでどうしたの？こんなところで寝ると、風邪引くか、最悪の場合死に至るよ？」
「最悪ノ場合が最悪すぎるワネ……いくらアタシが戦闘力皆無とはいえドモ、さすがに死にゃしないワヨ。しいていうなら日焼けくらいカシラネ」
「ウチはそれで死んじゃうかもだから」
ああ、そういえば……思い出して、彼女を見る。正確には、彼女の手に持つ番傘を。
確か、彼女は日光が苦手だったはずだわ。ううん、苦手どころじゃない。克服しがたい弱点というか、もはや天敵とすら言えるレベル。
だから、カナメは番傘を手放せない。
「エット……ごめんなさいネ」
「大丈夫。いつもの事だし」
本当に？そう言っているけれど、もしかすると気を悪くしちゃったかも。彼女の真意を知りたくて、顔を覗き込もうとした。でも、長い前髪に隠れて、よく見えない。
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ぐうたら猫(プロフ) - ミクミキさん» あら。そうでしたか…。 今からマイボードにご相談したい話をしますので、ちょっと待って下さいね!! (2019年12月8日 22時) (携帯から) (
レス) id: e6816c78e0 (このIDを非表示/違反報告)
ミクミキ(プロフ) - ぐうたら猫さん» ごめんなさいぐうたら猫さん……見当たりませんorz (2019年12月7日 10時) (レス) id: eada72cfbe (このIDを非表示/違反報告)
ぐうたら猫(プロフ) - ミクミキさん» ミクミキさんの方です。 マイボードってメッセージが来たよって報告の機能がないからか、なかなか気付いてもらえないんですよね…。 (2019年12月7日 2時) (携帯から) (レス) id: e6816c78e0 (このIDを非表示/違反報告)
ミクミキ(プロフ) - ぐうたら猫さん» ぐうたら猫さんのボードですか？それとも私のボードですか？ (2019年12月6日 22時) (レス) id: eada72cfbe (このIDを非表示/違反報告)
ぐうたら猫(プロフ) - ミクミキさんこんばんは！ ミクミキさんにご相談があるのですが、マイボードを見てもらっても良いですか？ (2019年12月6日 21時) (携帯から) (レス) id: e6816c78e0 (このIDを非表示/違反報告)
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