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第一滑走 ページ2
「ヴィクトル、おはよぉ…んぅ…。」
昔から、シエルは朝が弱いんだから…はぁ…。
「シエル、ヤコフに怒られるよ!!」
「ん!!それは、駄目。」
やっと、起きた。
「ほら、行くよ。」
シエルを抱き上げて撫でる。
「んぅ…。」
髪をささっととかし三つ編みにして服を着せる。
「コーヒーで良い？」
「うん、兄さん。」
温かいコーヒーを渡し余ったポットの中のコーヒーは水筒に入れる。
「僕は、今日から遠征に行くからヤコフに怒られないようにね。」
「わかってるよ…。」
サングラスをかけさせるとむず痒そうにこちらを見て
「これ、ないとダメ？」
「ダメだよ。」
「わかった。」
可愛いね。
ポンポンと頭を撫でる。
「今回の遠征は何処に行くの？」
「イギリスだよ〜。あ〜楽しみだな。」
「兄さん…観光に行くんじゃないからね。」
「わかってるよ〜。」
リュックを渡していそいそと家を出た。
「戸締り忘れないようにね。」
「わかってるよ!!」
バタン
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無有裏氷帝黒(プロフ) - Rikuesutohosiidesu (2021年5月23日 12時) (
レス) id: 85c402deba (このIDを非表示/違反報告)
無有裏氷帝黒(プロフ) - リクエストください涙 (2021年4月24日 13時) (レス) id: 85c402deba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠灑 | 作成日時：2021年4月11日 21時
