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時間も時間だし、
そろそろ帰ろうかなと思ってたら、
景瑚 ｢A、駅まで送る｣
A ｢え、いいよ｣
景瑚 ｢俺が送りたいの｣
A ｢ありがとう(笑)｣
駅に行くまでの間も、
手を繋いで、
俺こっちがいいって言って、
指を絡めた。
景瑚くんの細いけど、
男らしい手。
この手を握れるのは、
私だけがいいな。
景瑚 ｢ねえA｣
A ｢なに？｣
景瑚 ｢今何考えてた？｣
A ｢んーー｣
景瑚 ｢俺はね｣
A ｢うん｣
景瑚 ｢Aが帰らなきゃいいのにって｣
A ｢え？(笑)｣
景瑚 ｢Aと、本当にずっとずっと一緒にいれたらいいのにって考えてた｣
A ｢･･･私は｣
景瑚 ｢うん、聞かせて！｣
A ｢景瑚くんの手を握れるのは私だけがいいなって｣
景瑚 ｢え！かわいすぎA｣
A ｢何言ってんの｣
景瑚 ｢でもねA｣
A ｢うん｣
・
・
景瑚 ｢景瑚って言ってよ｣
あー、そうだった。
景瑚 ｢言ってくれないと、この手離さないよ(笑)｣
A ｢･･･いいよ(笑)｣
景瑚 ｢ねえA｣
A ｢ん？｣
・
・
・
景瑚 ｢帰さなくてもいいの？｣
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作者名：そい | 作成日時：2021年7月18日 21時
