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放課後、
先に玄関に行ってるね
と景瑚くんに伝えて、
下駄箱に向かった。
今日も1枚。
景瑚 ｢早く別れろ、ねー｣
A ｢え！？景瑚くん｣
景瑚 ｢背高くて見えちゃった！(笑)｣
A ｢私のじゃなくて、ここに落ちてて、｣
景瑚 ｢ふーん｣
A ｢･･･帰ろっか｣
景瑚 ｢うん！｣
良かった。
気づかれてない。
景瑚くんに心配はかけられない。
気づかれちゃいけない。
景瑚 ｢ねえA｣
A ｢なに！？｣
景瑚 ｢驚きすぎ(笑)｣
A ｢ごめん(笑)｣
景瑚 ｢A、今日は俺ん家来ない？｣
A ｢え、｣
景瑚 ｢あ！いや、べつに変な意味じゃない、よ？｣
A ｢うん、行く｣
景瑚 ｢やった！｣
また子供みたいにはしゃいで、
繋いでた手をすごい勢いで
前後に振って、
肩脱臼しそうです、お兄さん。
いつもと違う方向の電車に乗って、
景瑚くんの家に向かう。
内心ドキドキしてる私に
景瑚くんは、
景瑚 ｢ねえ、りんごジュースとオレンジジュースどっち派？｣
A ｢え、んーそうだな〜お茶派(笑)｣
景瑚 ｢ねえ！選択肢にないよ(笑)｣
A ｢ふふ(笑)りんごジュース｣
景瑚 ｢俺も！｣
景瑚くんとなら
どんな話してても
笑顔になれる。
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作者名：そい | 作成日時：2021年7月18日 21時
