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今日は私の家に向かう電車の方が早く来て、
彼に手を振ってお別れした。




佐藤景瑚家ついたら電話して




彼からのLINEが来たから、
ついつい電車の中でにやけちゃった。
電車の中で誰かに見られてないか
キョロキョロ周りを見渡して、
最寄り駅で降りた。





そして、
私から電話をかけた。









prrrrrr prrrrrr



景瑚 「もしもしA」


A 「うん」


景瑚 「早いね、もう着いたの?」


A 「ううん、駅に着いたところ」


景瑚 「ふは!(笑)」


A 「なに笑ってんの?(笑)」


景瑚 「A」

























俺のこと、相当好きだね












A 「・・・」


景瑚 「でもねA」


A 「うん」



























俺も、相当Aのこと好きだよ。














そう彼が言うの。
学校中の人気者の景瑚くんが
私のこと好きなんだってさ。
夢なのかなと思って
頬をつねってみるけど、
普通に痛くて、
景瑚くんに会いたくなって、









A 「ねえ景瑚くん」


景瑚 「うん」


A 「すごく会いたくなった」







俺もだよ。



景瑚くんの声を耳元で聞いて、
家のドアを開けた。





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作者名:そい | 作成日時:2021年7月18日 21時

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