さよならの香り (ページ6)

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トラウマページ6

お昼をみんなで食べ終えてうちら化粧直すから～ってイェリンに引っ張られながらミンギュくんとスニョンくんにバイバイした

「で？Aは？ジフンさんと上手くやってるの？」

「ねえそれ昨日も聞かれたけど。うーん…あ、こないだオススメされたカフェいってきたよ。」

「どうだった？よかったでしょ、落ち着いてて。」

「うん。ジフナ音楽作るの趣味なんだけど、すごい没頭しててかなりの時間居座っちゃった。」

うへーそれ見てただけ？よくやるねーなんて言いながらご機嫌にリップを直すイェリン

「いいよね～イェリンは。素直で可愛い。」

ふと昨日の光景を思い出し、ぽろっと溢れた言葉

「Aはさ、もっと言葉に出して甘えていいと思うよ。」

恋人にわがまま言われるの結構嬉しかったりするんだよ？Aは甘え下手すぎって付け加えて

うん、分かってる
私が一番分かってるよ

ただいまーって呟くけどシーンと静まり返った暗い部屋
まだジフナは帰ってきてないのか

イェリンに言われた言葉を思い出して、はぁーとため息をつきソファに沈む

私が甘えたりできないのは、ジフナに好きって言われたことが…一回もないから

初めて同棲し始めた日の夜一度だけ聞いたことがある

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引っ越しの片付けが落ち着いて2人で大きめのサイズのベッドに寝っ転がった

これからこのベッドで毎日ジフナと一緒に寝れるんだ

私は浮ついてたんだと思う、いや思うじゃなくてかなり
こんなことを言ってしまうくらいには

「…えっと、私のことす、好きって事でいいん…だよね？」

「…あー、」

そうだなってジフナは呟いてしばらく沈黙した後

「…まあ、じゃなきゃ一緒に住まないだろ。」

「…………うん。」

＿＿＿＿＿＿＿＿違った

「そう、だね。」

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