下書きと脳内 (ページ3)

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サラダ記念日ページ3

"記念日"というのは悪いことにも使われる。

記念(紀念)後々の思い出に残しておくこと。また、そのもの。かたみ。おもいで。(広辞苑より)

大好きなサラダを食べている時、
私はふと｢サラダが好き｣とはどういうことか考えた。
考えてしまったの方が適切かもしれない。

例えばサラダにドレッシングをかけないで食べたとする。
すると口の中にはほろ苦い葉っぱの味が広がり、到底美味しいとは思えないだろう。

つまりここには｢美味しい｣という要素はない。

だからといってドレッシングだけ食べたらどうだろうか。
口の中にはあまりにも下を刺激しすぎるベトベトしたものが広がるだけで、美味しくない上に体に悪そうだ。

これもまた別に｢美味しい｣という訳では無い。

やはり、組み合わせるから美味しいのだろうか。

そう思って私はサラダをもう一口食べた。

口の中にはほろ苦い野菜の味と酸っぱすぎるドレッシングの味が喧嘩をしている。

｢この味は好きじゃないと気付いたから
6月15はサラダ記念日｣