【旧双黒】【文スト】君の瞳に恋をした。参・目覚めたら其処には旧双黒様がいた。

　殲滅 ページ29

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　 部下たちが敵組織を相手にしている間に私は真ん中を突っ切って敵陣へと入る。






　 返り血を頑丈な鎧の様に変えれば運が悪くない限り無傷だろう。

　 運が良ければ無傷の間違いじゃないの？ だって？




　 違うよ。だって私は全身返り血まみれだからさ♪

　 人はこんなにも変われるものかと自分に吃驚するよ。




　 でも、まぁ…ね？ 前の世界でも、、、こういう風な環境にいたからね。





　 なんて思っている間にもう敵陣だよ。



　 ≪ジジッ･･･‥‥安心して使っていいぞ。≫

　 『了解です！』





　 中也さんからそう連絡が入るとその場は

　 何時の間にか此方側(マフィア)の銃撃は止んでいて、

　 攻撃しているのは敵組織の者たちだけだった。





　 『んじゃ、やりますか。』







　 目を閉じ、呼吸を整える。




　 『異能力。紅い花散りし候。』




　 そう云い、1、2、‥‥目を開けると、

　 私の目の前や足元には肉片が転がっているだけだった。







　 『人間と云うのは‥‥本当に脆い生き物ね。』


　 前を向くと敵首領とそれを守る敵幹部がいた。





　 其方に向かいながら歩いて行く。

　 私が近付くにつれて敵首領は敵幹部の後ろにしがみ付く様になる。






　 あー･･･‥‥何かああいう風なの見ると腹立つんだよな。





　 闇があるから光がある。

　 二つは正反対だけどお互いに支え合って生きてるんだよ。

　 そして儂はその闇に属するんだ。

　 Aには闇になってくれようが光になろうが好きにして欲しい。

　 でもな、一つだけ、一つだけ守って欲しいことがある。

　 いや、これだけは守れ。



　 A、絶対に自分の部下を身代わりにするな。







　 何故今思い出したかはわからない。

　 私の大好きな大好きな人からの言葉。







　 ザッ ))


　 「通しません！」

　 『そう。』



　 突然現れた2人。

　 どちらも資料に乗っていた幹部。




　 2人の間を通って、

　 『ま、頑張ってね。』


　 と、肩を叩く。



　 「なんｄ」



　 ドサッ ))


　 その2人は私に触れようとした瞬間に息絶えた。






　 先刻触れたときに血を沸騰させた。





　 中々、私の異能ってむごいよね。





　 なんて思っている間にもう敵地の屋上、敵首領の前に居た。


　 キュッと敵幹部の事を自分の前で押さえつけたかと思ったら、

　 その後ろで跪いて手を地面につけた。


　 あ、駄目なタイプだ。

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