ん家3 (ページ27)

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桃side

段々肝試していうか
暗い森を散歩って感じになってる
手を繋いでのんびり出来て
これはこれでありやな

「わ！」

黄「うわぁ！！」
桃「ちょっ！」

いきなり驚かされたせいで
俺の腕に必死にしがみつくから俺も身体ごと引っ張られる

赤「んはははっ！おじじビビりすぎやろ！」
橙「ホンマやで！」
青「てかどこ行くつもりやねん！」
紫「ホンマ迷子なったらあかんやん！」
緑「心配したんやで？」

ん？迷子？

桃「地図的にこっちやないん？」
橙「違いますけど？」
緑「なんでこっちになるんよー」
青「ん？何この地図」
赤「あれ？俺らのと違うくない？」
紫「え！なんでや！」

まさかの間違った地図渡されたん！？
てか…

桃「淳太？大丈夫か？」
黄「だ、だ、大丈夫…」

力が抜けて
俺の足にしがみついてるのが可愛いけど
流石に腰が抜けたのか立ってくれへん

桃「抱っこするで？」
黄「だっ、大丈夫やから！ちょっと待って！」

紫「いや！ホンマ腰抜けた？」
青「おじじビビりまくりやんけ」
赤「人のこと言えへんぞ！」
緑「そんな淳太も可愛ええけどさー」
橙「ホンマどっか痛めた？」

紫「よし！時間もないからひとまず締めよう！」

急いで淳太を立ち上がらせて
エンディングだけ撮って撮影は終わり

スタッフさんも帰る準備を始める

桃「淳太ホンマに大丈夫？」
黄「あ、足…捻ってもうた…」
橙「はぁ！？どっち！？」
緑「あかんやん！」
赤「おじじマジでおじじやん！」
青「兎に角湿布とか用意する？」
紫「病院行く？」
黄「そ、そんな大袈裟にせんでやー」

そう言いながらも
俺にもたれて歩けてへんし！

桃「念の為やん！病院行こ？」
黄「寝て起きたら治るから…」
紫「仕方ないわ。のんすけ持ち上げられる？」
桃「余裕」
黄「うわっ！」

最近また痩せたであろう淳太を持ち上げるなんてかなり簡単や

緑「時間も遅いから今日はん家の湿布で我慢できそう？」
橙「この人昔捻っただけで折れてたから病院行こ？」
青「確かに」
赤「でも折れてないやろ？」
黄「うん。折れてはないよ」

落ちないように俺に抱きつきながらみんなと話している
あぁ、ええ匂いする

黄「のんちゃんごめんな？」
桃「え！なんで？」
黄「疲れてるやろうに俺のことは運ばせてもうて申し訳ないわ…」
桃「こんな近くに淳太だけて幸せやで？」
黄「そう？」

照史と濵ちゃんが照らしてくれている道を
みんなで歩いて戻っていく

黄「ひゃっ！」
桃「うぉっ！」