ん家3 (ページ26)

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黄side

それから10分ぐらい経ってやっと3人は帰ってきた

紫「遠！！」
緑「こんなに離れてるとは知らんかってんけど！」
青「疲れたー」

橙「おつかれー！ゴール！」
黄「はい！タイムは最後に発表なので次行きます！」
赤「おじじは気を付けて！」
紫「それでは！よーい！どん！！」

桃「行くぞ！」
黄「よし！行こ！」

2人で暗い中へ走っていく

山道で整備もそこそこにしかされていないゴツゴツした岩場を走るのはしんどい…

桃「疲れた！どうせ優勝ないし歩いていこー」
黄「そうやな…えっとマップは…」
桃「このまま真っ直ぐやね」
黄「わっ！」

歩き始めて直ぐに石に足を取られて転けかける

桃「危な！」
黄「ごめん！」

すぐ側にいたのんちゃんが支えてくれた

桃「なぁ。失格で良くない？」
黄「はぁ？」
桃「淳太震えてる」
黄「だ、大丈夫やもん！」

俺のせいで企画倒れは許せへん

桃「頼むから無理して怪我するとか嫌やねん」
黄「のんちゃん…」

ギュッと抱きしめてくれる
確かに怖いから震えてるけど…

黄「でも折角の企画やん。ほら行こ？タイムアウトでもええから」
桃「ゆっくりな？ほら手」
黄「繋いでてくれるん？」
桃「おん」

2人で手を繋いで歩き出す
懐中電灯で照らしたところしか見えへんぐらい真っ暗

黄「のんちゃん？」
桃「ん？どうした？」
黄「目的地こっちであってる？」
桃「真っ直ぐやからあってるんやない？」
黄「目の前分かれ道出てきたで？」
桃「地図にそんなんないな…」
黄「どっちかが近道って事かな？」
桃「うーん…どっち行く？」
黄「ジャンケンで決める？」
桃「適当やな」
黄「2人で散歩やと思ったらええやん！」
桃「しゃーない。」

ジャンケンで勝ったのは俺やったから
右側へ進む

桃「なんか登って行ってない？」
黄「ホンマやなぁ…」
桃「あってるんやろか？」
黄「わからへんわ…」
桃「ま、最悪お迎え来るやろう」
黄「今何分ぐらい経った？」
桃「うーん…もう20分経ってるで！やば！ゴール無理やん！」
黄「道間違えたんかな？」
桃「走ってへんからかな？」
黄「ええわ。歩いていこか」
桃「そうやな。なぁ最近忙しい？」
黄「ん？変わらんよ。のんちゃんのがドラマで忙しいやろ？」

俺はレギュラーな動きが多いけど
ドラマとか舞台をする側はイレギュラーだらけやん
そっちのが大変やろうなぁ…

桃「確かに忙しくはさせてもらってるけど」
黄「ツアーも大変やったのにお疲れ様やなぁ…」