237話 ページ28
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A「初戦、突破かぁ...」
ぺたり、とその場に座り込む。
耳の奥が震えるような歓声がなんだか気持ちいい。
豪炎寺「また威力を上げたな。」
そう言って豪炎寺はAに手を差し出す。
Aは「修也には負けられないからね」と言って手を掴み立ち上がる。
チラリと横を向くと、風丸と霧隠が握手をしていた。
彼らも良きライバルになったのだろう。
豪炎寺「...これで決勝まで1歩近づいたな。」
A「ああ...！」
Aと豪炎寺は観客席に座る1人の少年と視線を交わらせる。
彼はゴーグル越しに少し笑ったように見えた。
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試合を終え、スタジアムはすっかりオレンジ色に染まった頃、Aは顔を洗いに行こうと控え室から出る。
すると、少しだけ広くなっている廊下の所で風丸と宮坂が話しているのを見つける。
話の内容も気になる所だったが、立ち聞きするのも野暮だろう。
そう思って、離れた位置にある洗面所へ向かおうと後ろを向くと、何かにぶつかり「うわっ」と声を出してしまう。
豪炎寺「...大丈夫か？」
A「うん大丈夫...って修也...！？」
顔を上げるとそこにいたのは、タオルを持った豪炎寺だった。
A「どうかしたの？」
豪炎寺「お前、顔洗いに行ってくるとか言ってたこにタオル忘れて行っただろう。」
「それを届けに来たんだ」と言ってぽすりとAの頭にタオルを乗せる。
A「あ、そうだったんだ。ありがとう。」
軽く頷いて、豪炎寺はチラッと風丸と宮坂がいる方を覗く。
それで全てを察したかのように、反対側の洗面所へ歩いていく。
A「これで風丸も迷いが消えただろうね。」
豪炎寺「そうだな...壁山も新しい必殺技が完成して、俺たちチームも大きく前身しただろう。」
Aはうんうん、と頷いて微笑む。
A「決勝でまた帝国と戦うのが楽しみだ...！」
この時、僕らは予想打にしない結果が待っていることをまだ知らなかった。
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奏奏奏(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» リクエストありがとうございます！続編の方で書かせて頂きます´`* (2019年2月14日 22時) (
レス) id: 3daaf042e6 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - お忙しいところすみませんがリクエスト失礼します…日付は過ぎてしまったのですが、バレンタインの豪炎寺君と氷室さんをお願いします…！時間があればでいいのでお願いします！ (2019年2月14日 21時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
奏奏奏(プロフ) - 海璃さん» ありがとうございます！これからも頑張っていきます´`* (2019年2月12日 19時) (レス) id: 3daaf042e6 (このIDを非表示/違反報告)
海璃(プロフ) - 並行世界のシナリオは。から来ました！夢主の成長して行く姿に感動を覚えています(T ^ T)夢主に幸あらん事を！これからも更新頑張って下さい(*^^*) (2019年2月12日 16時) (レス) id: f43c6355ed (このIDを非表示/違反報告)
奏奏奏(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» いつもコメントありがとうございます！頑張っていきます！ (2019年2月7日 18時) (レス) id: 0958fe27b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏奏奏 | 作成日時：2019年1月21日 21時
