67話 ページ19
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五十嵐｢...ちょ...院長...！！｣
わたわたとする五十嵐にウインクをする大森。
そんな2人を見てAは表情を綻ばせる。
A｢...五十嵐さん、ありがとうございました...！｣
五十嵐｢...へ、あ、その 僕はその...｣
視線を点々とさせ、頷く五十嵐。
Aは彼を見てクスリと笑った。
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あれから２日後...Aは何となくラジエーションハウスへ足を踏み入れていると、レントゲン室の前でモニターを見つめる広瀬の姿があった。
A｢...あれ、この患者さんは先日肩の痛みを訴えていた...｣
広瀬｢安藤先生...！...はい、坂本美月さんです。｣
A｢...なるほど...抜けが甘かったから撮り直しをするんですね...！｣
微笑みかけると、前よりも真っ直ぐな瞳で頷く広瀬。
Aは彼女の様子の変化に若干驚きつつ、小野寺の言葉を思い浮かべ再び微笑んだ。
...ホント、いいチームなんだなぁ。
Aはこの後に坂本さんのレントゲンでカンファレンスが行われることを予想して、読影室へ戻り、残っている読影を手早く進めて行った。
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Aの予想通り、あれから1時間後にカンファレンスが行われることになった。
カンファレンスにはAや甘春、辻村の医師ら以外にも撮影者の広瀬、そして軒下が参加していた。
大型テレビに映し出されるレントゲン写真を見つめるA。
だが...
甘春｢...異常は見当たりません。｣
辻村｢そのようですね...｣
すると広瀬は｢そんな...｣と呟く。
A｢.....｣
...なんだろう、この違和感...
すると甘春が小さく口を開いた。
甘春｢.....五十嵐さんは...｣
辻村｢...関係ありませんので御遠慮頂きましたが？｣
甘春｢...一応...意見を聞いてみたい.....です...｣
A｢...！｣
辻村｢.....｣
Aは彼女を見て瞬きをする。
...甘春先生が五十嵐さんに意見を求めるなんて...驚いたなぁ...
広瀬｢私、呼んできます！｣
少しすると、広瀬が五十嵐を連れてカンファレンス室へと戻って来た。
五十嵐｢...ハアッはぁ...ッ...！！｣
全力疾走で向かって来たのか、肩で息をしている五十嵐。
A｢...すごい嬉しそうですね。｣
Aは若干苦笑いしながら口を開く。
甘春｢...念の為意見を、と思っただけなので。｣
五十嵐は｢喜んで！｣と言ってモニター前へと向かった。
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奏奏奏(プロフ) - リディア94さん» ありがとうございます…！大変遅れまして申し訳ありません！続編を作成致しました！ (2019年7月16日 22時) (
レス) id: 681665cbc9 (このIDを非表示/違反報告)
リディア94(プロフ) - すごくいいところで話が終わってる…ものすっごく素敵で面白い話なので、続き早くみたいです！！！更新待ってます！ (2019年7月16日 15時) (レス) id: 4cfe601cb3 (このIDを非表示/違反報告)
奏奏奏(プロフ) - あいちゃむさん» ありがとうございます！毎日少しずつではありますが頑張っていきたいと思います´`* (2019年6月29日 12時) (レス) id: 681665cbc9 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃむ(プロフ) - 毎回、更新楽しみにしてます！継続は大変だと思いますが、無理をなさらず可能な範囲で。。 (2019年6月29日 1時) (レス) id: a51c69fc03 (このIDを非表示/違反報告)
奏奏奏(プロフ) - 茉莉花さん» コメントありがとうございます！とても励みになります…*_ _) (2019年6月13日 22時) (レス) id: 3daaf042e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏奏奏 | 作成日時：2019年6月13日 20時
