少年少女、恋物語°*18歳編*°Part１

第15話『落ちた』 ページ16

ついさっきまでは、まだまだだと思っていたのに…


カノ「次だね〜♪」


つ、次！？


セト「Aちゃんとキド、震えすぎっすよww」


貴方「ね、ねぇ…本当に乗るの…？」


セト「さっきからそれしか言ってないっすよ？w」


貴方「だ、だってぇ…」


カノ「そう言えば、座席二列だけどどうする〜？」


セト「グーとパーで決めればいいんじゃないっすか？」


カノ「そだね！…グーとパーで分かれましょ！」


貴方&カノ →パー

キド&セト→グー


カノ「決まったね…！」


係員「では、お次の方どうぞ〜♪」


うぅ…うわあぁぁぁ…!!ついに来てしまった…私達の番が…


カノ「Aちゃん？大丈夫？」


いや、大丈夫じゃないってば…！


カノ「あ…のさ…手、繋がない？そうすれば怖くないでしょ？」


いきなりの爆弾発言に驚いていると、カノが手を出していた。


でも、確かに手を繋いでれば怖さが和らぐかも…！


((ギュッ


私はその手を握る。


貴方「っ…///」


なんか恥ずかしいかも…//


照れてる間に、私はもう座席に座っていた。


が、


貴方「え、え…えっ!?」


私は驚きが隠せない。


それは、あれだけ怖がっていた私が最前列に座っていたからだ。


貴方「えっ…!?ちょっ…ちょっと待ってよ…!!」


慌てるが、もうすでに時遅し…


係員「では、逝ってらっしゃ〜い♪」


えぇっ!!係員さん、漢字が違うよぉぉぉ!!!


一人でツッコむが、ジェットコースターは進んでいた。


貴方「やだやだやだやだやだ!!!降りたい…!!!」


私は握っていた手をさらに強く握る。


カノ「っ…/// Aちゃん、もう降りれないからww あ、落ちるよ」


カノが言い終えた瞬間、落ちた…


貴方「いやあぁぁぁぁああ!!!!!」

第16話『乗り物酔い』→←第14話『到着』

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