少年少女、恋物語°*18歳編*°Part１

第1話『出会い』 ページ2

貴方「行ってきまーす…」


私は、まだ体に馴染まない新品の制服を身に付け家を出る。


そう、今日から誰一人知っている人のいない高校に向うのだ。


人見知りな私には不安で仕方がない…


最近、私には「ある」能力があることが分かり、いきなり転校が決まった。


今から行く学校は、私のような人達が通う学校だとのこと。


まぁ、私の能力はまだわかっていないのだが…


この学校に通えばそのうち分かるそうだ。


というか、高校3年で転校とかありえないよっ……


考えているうちに、校門の前…


貴方「…はぁ」


今さら帰るなんてことも出来ないし…


うーん…何か良い言い訳はないかな…


・


・


・


・


……………ない。←


あぁ!!もうどうにでもなれ！


私は歩き出す。


((ドンッ


下を向いていた私は誰かにぶつかった。


貴方「きゃっ…」


？「ぅわっ!?…だ、大丈夫っすか…!?」


貴方「だ、大丈夫です…すみません…」


ぶつかった相手と目が合う。


((ドキッ


ん？なんだろう…


体が熱くなる…


？「怪我なくてよかったっす…」


言うのと同時に、緑のつなぎの彼は私に手を差し出す。


貴方「あ、ありがと…ございます…」


私が立ち上がると、彼はニコッと微笑んだ。


私が立って気づいたが、彼は凄く大きい。もちろん身長が。


軽く170は超えているだろう。


私が彼から目が離せないでいると、


((キーンコーンカーンコーン


鐘が鳴った。


？「あ、時間っすね…」


？「じゃあ、俺は教室に戻るっすね」


貴方「う、うん」


この時は、まだ自分の気持ちに気付かなかった。

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