【沖田総悟】一番隊隊長さんは副隊長さんの事が大好きなようで

☆男にはカエルに触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある* ページ40

貴方side

土方「 ____ そうか。今回のことは俺の責任だ。指揮系統から配置まで全てが甘かった。もっかい仕切り直しだ」

隊員たち「………」


土方さんのせいじゃないのに…
あのカエルのせいなのに


貴方「土方さん！あんなこと言われて、まだあのカエルを守るの！？」

原田「野郎は俺たちのことをゴミみてぇにしか思っちゃいねぇ！自分を庇った近藤さんにも何も感じちゃいねぇんだ！」


貴方「私たちらがゴミなら、あのカエルはゴミの中のホコリだよ」


あのカエルは
ダイ○ンの掃除機でキレイキレイしなくちゃ



山崎「副長、勝手ですがこの屋敷 色々調べてみました。倉庫からどっさり、コイツが………」

貴方「間違いなく、あいつクロじゃん！！」

山崎「そんなヤツを守れなんざ、俺たちのいる幕府は一体どうなって____ 」


土方「フッ、何を今更」

貴方「え？」


え、何？今更ってなによ
まさか土方さん、幕府がこんなのって知ってて
このカエル守ってるわけ？土方さんも殺さなきゃじゃん
よし。これで1番隊隊長の座は私の物だぜ、！！



土方「今の幕府は俺たち人間のためになんて、機能しちゃいねぇ。んなこと とっくに分かってたことじゃねーか」

隊員たち「………」


土方「てめぇらの剣はなんのためにある？幕府守るためか？将軍守るためか？」

貴方「私たちの大将を…守るため」

土方「その通りだ、A。…………覚えてるか？あの頃、学もねぇ 居場所もねぇ。剣にしか能にない俺たちを、汚ねぇイモ道場に迎え入れてくれたのは誰か」




土方「帰る場所をなくしたAを、帰る場所をあたえてやったのは誰か」

貴方「……………」




土方「道場さえ失いながらも、俺たちを見捨てなかったのは誰か………無くした剣をもう一度取り戻してくれたのは誰か………幕府でも将軍でもねぇ。俺の大将はあの頃から こいつだけだよ」















貴方「今、人生で初めて土方さんを尊敬しました」

土方「おい？？？？」

☆男にはカエルに触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある*→←☆男にはカエルに触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある*

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す