【銀魂】小さなお侍さん

第５話『都合のいいお誘い』 ページ6

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「......お前、家は？」


『ないですね、はい』



おかげでお風呂入ってないんですよ。ばっちーです。



副長さんが頭を抱えていると、突然扉がバァンと開いた。


うるさいです。ていうかバァンまで来たならいっそバァンッ！！くらいに勢いをつけてですね......。






「だったら真選組に入ればいいじゃないか！！」




......生き返ったんですか。ゴリラさん、案外いい人ですね。

ゴリラからゴリラさんに昇格です。




「いや結局ゴリラなのォ！？......ごほん。保護、っていう形でならいいだろ？トシ。
　
　女の子だっていいじゃないか！！いやぁ、真選組にも花が欲しいよな」




ゴリラさんが満面の笑みで言うと、土方さんは気まずそうに言った。




「あまり気乗りしねェが、保護っていう形で監視しよう。刀を使い慣れてる訳も聞けてねェしな」



副長さん......監視っていうのは気にくわないですけど、置いてくれるなら嬉しいですね。

でも相変わらず恐ろしい顔してますね。



「顔は今関係ねェだろ！？......総悟、お前はどう思う」



「ここで俺に決定権なんてねェでしょう。でもそのガキはただのガキじゃねェですぜィ。
　
　相当戦い慣れてやがらァ。置いてもいいが、用心した方がいいと思いやす」




......私どんだけ大層な人間にされてんですか。


あれですよ？大人数相手にしても数秒で周りが血の海になるようなすごい人間じゃないですよ？

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