第２０話『腕枕』 ページ21
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なぜ私は抱えられているのでしょうか。
しかも完全にお子様抱っこ。10才の乙女になんということを......。
『あのー......沖田さん？』
「うるせェ。黙って俺の昼寝に付き合え」
相変わらず無表情のまま、沖田さんはさっきの場所へとずんずん歩いていく。
真選組のなかでは最年少。そしてこの童顔。それなのに、沖田さんの体はとても大きく感じた。
とくん、とくんと静かな鼓動が心地いい。
......って、どこの少女マンガですか。
でも......ちょっとくらいなら甘えてやってもいいです。
首回りにぎゅっと腕を巻き付ける。
沖田さんは一瞬ピク、と反応したが何事もなかったかのように歩き出した。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
沖田さんのお昼寝場所まで着くと、沖田さんは私をすとっと下ろして、ごろんと寝転んだ。
なんなんですか......。
あ、最近の女子学生みたいに「私のこと好きなのかも......！！」とかは思わないんで大丈夫です。
沖田さんはそのまま腕を横に広げて、その腕をトントンと軽く床に叩きつける。
その行動の意図が分からず首を傾げていると、沖田さんが唐突に「腕がさみィ」と言い出した。
これは......もしかして、腕枕というやつですか。
一度だけ＿＿＿にしてもらったことがあるそれは、とても心地よかったのを覚えている。
......沖田さんが言ったんですからね。私が付き合ってあげてるだけですからね。
そう自分に言い聞かせ、沖田さんの腕に頭を乗っけて瞼を閉じた。
第２１話『主人公の扱い』→←第１９話『廊下は走るためにある』
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柚木華 - チワワ侍さん» ありがとうございます！！今回の夢主ちゃんは今までにないキャラにしたくて......思い付いたのが『敬語のボケキャラ』でした。本当に面白いのか不安だったので本当に嬉しいです！更新頑張ります！！ (2016年5月22日 11時) (
レス) id: 0b11720a95 (このIDを非表示/違反報告)
チワワ侍 - 凄く面白いです！夢主ちゃんの性格がツボでした(^^*)これからも頑張ってください！ (2016年5月21日 15時) (レス) id: 2d6e987991 (このIDを非表示/違反報告)
柚木華 - メアリーさん» うん！！ (2016年5月2日 17時) (レス) id: 0b11720a95 (このIDを非表示/違反報告)
メアリー - そっか〜残念だけど仕方ないね。またいっぱい話そうね (2016年5月1日 20時) (レス) id: eaa177e227 (このIDを非表示/違反報告)
柚木華 - メアリーさん» 返信できなくてごめんね！占ツクのルールで、コメント欄でチャット(？)するのはダメなんだって。学校違っちゃって寂しいけど、また今度遊べるときに話そー！！ (2016年4月30日 23時) (レス) id: 0b11720a95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚木華 | 作成日時：2016年4月3日 0時
